第206回鐘華ハイク報告 伏条台杉群生地散策 2024.9.20(金)参加7名
杉には表杉と裏杉というのがある。表杉は天に向かって真っすぐ伸びる普通の杉だ。
一方、裏杉とは主に日本海側に多く、根のすぐ上や幹の途中から左右に大きく枝が伸びて仁王様や大蛇のような形態にもなるもので、立山杉や芦生杉などがそうである。伏条台杉は芦生杉で、その形たるや言葉では言いつくせないほど曲がりくねったり、色んな種類の木々を抱いていたりで、何という樹なのか?と思わざるを得ないほどだ。そんな伏条台杉が京都・北山の桂川の支流である片波川源流域にあるのだ。花背の奥のR477から片波川林道を進んだ先にある。林道ゲートから15分で群生地入り口には柵があるが、その脇を越えて入ると伏条台杉群が現れてくる。伏条台杉の最大のものは”平安杉”という名称で、幹回りは15.2mと屋久杉なみの幹回りとのことだ。これらのお陰で酷暑日にも関わらず、日陰で涼しい風が吹いてきて、ゆっくりとランチを楽しむことが出来た。
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