高砂支部ホームページ
リンク先:(下記テーブルに示す箇所をクリックするとクリックしたエリアにリンクすることができます)
1.高砂支部だより(支部役員名簿や行事予定、その他連絡事項) | |||||
2.高砂支部同好会活動の内容(活動予定及び直近の活動報告を記載) | |||||
世話人名簿 | 囲碁・将棋 | ウオーキング | グランド・ゴルフ | ||
ゴルフ | ハイキング | カラオケ | 文化展 | ||
3.ネットワーク便り (各部門内での行事予定【職場OB会】等々の連絡及び実施事項等) | |||||
4.高砂文庫(寄稿コーナー:近況報告、紀行文、エッセ-、詩、短歌、俳句、ノンフイクション等々) | |||||
5.故郷たより(ふるさと便り:会員が居住する地域社会での出来事や歴史等の紹介) |
ふるさと便り(寄稿欄)
高砂支部会員が居住している地域社会での会員に関わる出来事や、ふるさとの名所・旧跡、歴史等を会員の寄稿により紹介するコーナーです。 応募先は、鐘華会の機関誌「鐘華ニュース」の最終ページに記載されています高砂支部の鐘華編集委員のメールアドレスか 若しくは、このHP管理者にワードで記載し、写真は拡張子.jpegて寄稿して下さい。 |
神戸だより第1報「東遊園地」
寄稿日:平成25年11月25日(月) | 寄稿者:叶 敏次 |
明治の初期まで生田川が流れていた川筋が現在フラワーロードとなり、その南端の西側一帯が東遊園地と呼ばれ市民の憩いの場になっています。温かい日の昼休みには多くのサラリーマンが弁当を広げランチを楽しんでいます。また多くのイベントが開かれます。 東遊園地の中に見過ごしてしまいそうな小さな銅像があり、神戸にゆかりの深い坂本龍馬の子分で後に外務大臣を務めた陸奥宗光の直筆による記念碑が建っています。その銅像は「加納宗七」と言う人物です。彼 はもともと紀州の商人でしたが倒幕運動に参加し、坂本龍馬暗殺後、陸奥宗光ら海援隊同志とともに暗殺の黒幕と思われた紀州藩士を襲撃しました。襲撃に失敗し、追手から逃れるため商売の拠点を神戸に移し材木商や廻船業などを興しました。 幾度も氾濫を繰り返す生田川を明治4年に付け替えることになり、加納宗七がこれを請け負いました。完成後の旧生田川埋立地の払い下げを受けた宗七は区画整理を行い新しい町を作り、その業績は異人館のある北野町の南側に広がる「加納町」と言う地名に見ることが出来ます。 東遊園地には記憶に新しい阪神・淡路大震災の追悼モニュメントがあり、毎年1月17日に追悼行事が行われます。また、12月に行われる震災の鎮魂のための光の祭典「神戸ルミナリエ」の会場にもなっています。今年は12月5日から16日までの12日間行われます。 東遊園地散策の後のランチは旧居留地にある「グリル十字屋」がお勧めです。東遊園地の西側、江戸町筋にあり昭和8年創業の老舗洋食屋です。昭和8年と言えば今上天皇がお生まれになった年であり、恐れ多くも天皇陛下と同じ年です。 店内はレトロ調で、妻夫木さんが主演された映画「マイバック・ページ」のロケが店内で行われました。神戸を訪れた芸能人も良く訪れるそうです。デミグラスソースの効いたハヤシライスがお勧めですが日替わりランチもなかなかのものです。食後の散歩には、江戸町筋を南下し旧居留地100番にある高砂ビルがお勧めです。このビルを所有する轄砂商行は台湾出身の李さんが興した会社で、戦後間もなくこのビルを建てました。現在は貸事務所や貸スタジオになっていて、4階の一室は北野たけし監督の「アウトレージ」の撮影に使われました。撮影当時のまま保存されていて無料で見学することが出来ます。神戸に来られたらぜひ東遊園地周辺を散策してみてください。 |
(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)
紅葉の東公園 |
神戸市役所24階展望ロビーより |
ルミナリエ当日はこのように |
加納宗七の像(陸奥宗光直筆の「加納宗七」) |
1・17淡路・阪神大震災 希望の灯と慰霊祭(2012年)の様子 |
|
グリル十字屋 |
半地下のレトロな店内 |
台湾出身の李さんが興した高砂商行 |