　リンク先：（下記テーブルに示す箇所をクリックするとクリックしたエリアにリンクすることができます）

１．高砂支部だより（支部役員名簿や行事予定、その他連絡事項）
２．高砂支部同好会活動の内容（活動予定及び直近の活動報告を記載）
世話人名簿	囲碁・将棋	ウオーキング	ｸﾞﾗﾝﾄﾞ・ｺﾞﾙﾌ
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４．高砂文庫（寄稿コーナー：近況報告、紀行文、エッセ-、詩、短歌、俳句、ノンフイクション等々）
５．故郷たより（ふるさと便り：会員が居住する地域社会での出来事や歴史等の紹介）

ふるさと便り（寄稿欄）

高砂支部会員が居住している地域社会での会員に関わる出来事や、ふるさとの名所・旧跡、歴史等を会員の寄稿により紹介するコーナーです。
　応募先は、鐘華会の機関誌「鐘華ニュース」の最終ページに記載されています高砂支部の鐘華編集委員のメールアドレスか
若しくは、このＨＰ管理者にワードで記載し、写真は拡張子．ｊｐｅｇて寄稿して下さい。

神戸だより第5報「TOR ROAD

寄稿日：平成26年2月22日（土）

寄稿者：叶　敏次

（下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります）


大丸側からトアロードを望む	浜側の起点　三宮神社

浜側の起点には三宮神社があります。こじんまりとした神社で、気を付けていなければ通り過ぎてしまうような小さな神社です。
　幕末（慶応４年１月１１日）、この三宮神社周辺で日本を揺るがす大事件が起こりました。神戸港開港（慶応４年１月１日）のわずか１０日後、西宮の警備に赴くため備前藩家老・日置帯刀の率いる５００人の行列が三宮神社に差し掛かったとき、数名のフランス人水兵が行列を横切ろうとしました。これを見た砲兵隊長・滝善三郎正信は槍を持っで駆けつけ、水兵にけがを負わせてしまいます。当時の武士からすれば行列を横切ればすなわち無礼打ちは常識でした。
　水兵が拳銃を取り出したため銃撃戦に発展し、ちょうど神戸港開港を祝って港に係留していた米国、英国、仏国の艦船の警備兵が緊急出動、生田川の河原で一大銃撃戦が行われました。銃撃戦は備前藩が兵を引いたため、双方とも大したけが人もなく終わりましたが、列強の軍隊は一時居留地を占拠する事態に至りました。この問題の処理によっては神戸は香港や上海のように列強の植民地支配を受ける可能性もありました。
　結局、滝善三郎の切腹と日置帯刀の謹慎で神戸の危機は回避されましたが、列強の圧力によって明治政府は一人の武士の命を守ることが出来ませんでした。　
　神戸事件の約２か月後、堺で同じような事件が発生しやはり１１人の土佐藩士が壮絶な切腹で果てました。時代が大きく変化する中、我彼の文化の衝突により多くの武士が無念な最後を遂げました。しかし日本の武士道の存在が、幕末・維新の混乱の中でも日本がシナや東南アジアのように列強の植民地になることを防いだものと思います。


三宮神社にある神戸事件の碑	同時代の大砲（三宮神社境内）

　さて、トアロードの山側の終点には、トアロードの名前の由来になったトア・ホテルがありました。現在は神戸外国倶楽部（居留地の米国人、英国人が中心となって設立された社交クラブ、ユニオンクラブが前身。戦後、東遊園地からトアホテル跡地に移設。）となっています。


トアロードから六甲を望む	トアロードの山側の起点　神戸外国倶楽部
トアロードにはホテル、レストラン、ブティックなど多くのお店が並んでいます。現存する最古の異人館である旧ビショップ邸の東天閣（中華レストラン）や、明治４１年開校の旧生田小学校の校舎を利用した北野工房のまち、ワークショップやもの造り体験など手づくりの楽しさを味わうことが出来ます。　世界一美味しい朝食で有名な北野ホテルもトアロードに面しています。手軽にホテルバイキングを楽しむことが出来るホテルトアロードもあります。女性に人気の、お気軽健康Café「あげは」は玄米と契約農家の新鮮野菜の料理をやさしい空間でいただくことが出来ます。いつ行っても女性でいっぱいです。　トアロード散策の後はホテルトアロードのランチバイキングがお勧めです。平日はドリンクバーのセットで１２５０円。女性の方には、健康Café「あげは」の日替わりお昼御飯がお勧めです。スイーツも充実のCaféです。

旧ビショップ邸	北野ホテル


北野・工房のまち	女性に人気の健康Café　あげは	HOTEL TOR ROADの玄関

ホテル１Fのレストラン　Little Ann	ランチバイキングはドリンクバーセット平日１２５０円で大変お得です

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