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ふるさと便り(寄稿欄)

高砂支部会員が居住している地域社会での会員に関わる出来事や、ふるさとの名所・旧跡、歴史等を会員の寄稿により紹介するコーナーです。
 
応募先は、鐘華会の機関誌「鐘華ニュース」の最終ページに記載されています高砂支部の鐘華編集委員のメールアドレスか若しくは、このHP管理者にワードで記載し、写真は拡張子.jpegて寄稿して下さい。

寄稿日:平成27年3月31日(火) 寄稿者:叶 敏次 神戸だより第20報:「大山寺とコーヒー」

(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
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  私のゴルフのホームグランドの大神戸ゴルフクラブ(神戸市西区枦谷町)の隣町、伊川谷町に太山寺と言うお寺があります。先日、ゴルフクラブのスタッフに「近所の太山寺の参道に新しく焙煎専門の珈琲屋が出来、その珈琲が大層美味しいでっせ。」と言うことを教えて貰いました。
  仁王門をくぐって参道右手にひっそりとそのお店があります。


ピッカピッカの焙煎機

 焙煎専門の珈琲ショップで、喫茶店ではありません。ただ紙コップでの持ち帰りは可能です。自分の好みや飲み方(ブラックあるいはミルク・砂糖を入れる等)を言えばお勧めの珈琲豆を教えて貰えます。  お店はまだ新しく、ピッカピッカのかわいらしい焙煎機が店の奥に鎮座しています。店の前には小さなテーブルが二つ、三つありそこでテイクアウトした珈琲を味わうこともできます。値段は結構高く、私が毎朝飲む直輸入店の豆の4倍はします。したがって、がぶ飲みするのではなく午後のひと時、じっくりとアロマの香りと味を楽しむための珈琲です。今回はコロンビアプラナダス地区のティピカテイスト(良く解りませんが、見栄を張りました)とブレンドの「さらり」を買い求めました。さっそく飲んでみましたが直輸入店の珈琲豆とはずいぶん違います、値は味を現しますね。

仁王門と建立当時の組み物。張り出した軒を支える三手先、斜め下に張出すのは飛垂木。

「牛に引かれて善光寺参り」と言う言葉がありますが、今回は「美味しい珈琲に引かれて太山寺参り」としゃれ込みました。太山寺と言うお寺には余り興味はなかったのですが、「美味しい珈琲豆」と言う誘惑には勝てませんでした。
  しかし訪れてみると「太山寺」と言う寺院はなかなかのもので、播磨の名刹とあります。播州太山寺縁起によると、霊亀2年(716年)の建立で、元正天皇の勅願寺として歴代天皇をはじめ一般民衆にいたるまで広く信仰を集めたお寺だそうです。
  仁王門は国指定重要文化財で、もともと二階建ての楼門であったが、現在は二階部分を撤去され三間一戸(八脚門、柱が8本)の入母屋造りとなっています。門の裏には室町中期の建立当初の軒組み物の三手先(みてさき)が復元され展示されています。

 中門に向かう花婿、花嫁

国宝 太山寺本堂

 太山寺は鎌倉幕府滅亡後の1334年、朝敵北条勢を討つため当寺衆徒が大いに活躍し、この地方の一大法城として栄えたそうです。南北朝時代の南朝方勢力として支院41ヶ坊に僧兵を有していた往時の繁栄をしのばせる本堂(鎌倉時代の1300年ごろ再建される)は国宝に指定されています。
  本堂は入母屋造りで、平面規模は「桁行(けたゆき、間口の意味)7間、梁間(はりま、奥行きの意味)6間」(間は柱間の数で実寸法ではない)で表され、現代風に言うと約370㎡。

三重塔は県指定の文化財で1688年の建立とされています。屋根を支える組み物は、定法通り三手先(みてさき)、軒は二軒(ふたのき)となっています。四隅の尾垂木の間には邪鬼が置かれていて、各層毎に色が違う。塔のプロポーションとしてはややずんぐりむっくりとした印象を受ける、これは各層の逓減率が小さいためで、中世以降に建立された塔の特徴です。

閼加井橋 地蔵堂

閼加井橋(アカイばし)を渡ると奥之院で、地蔵堂がある。昔御堂の下から巌窟を通って水が湧きだしていたそうで、この霊水が仏前に供するアカ(清浄水)と呼ばれそれを汲む場所が閼加井(アカイ)となったようです。
  ここから少し上に行った太山寺川東岸の花こう岩に等身大の磨崖仏(不動明王)が刻まれています。鎌倉時代の作らしい特徴があると言うことですが、見た目ではかなり時代が下がった頃の作と思います。余り浸食を受けていないので、江戸後半か明治以降の作ではないかと思います。

磨崖仏に行く道は少しややこしいので、必ず受付で聞いて下さい。川沿いを歩くのはマムシが出るので大変危険です。

珈琲好きの方は是非太山寺を訪れてみてください。決して損はありませんぞ。



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