高砂支部ホームページ
リンク先:(下記テーブルに示す箇所をクリックするとクリックしたエリアにリンクすることができます)
1.高砂支部だより(支部役員名簿や行事予定、その他連絡事項) | |||||
2.高砂支部同好会活動の内容(活動予定及び直近の活動報告を記載) | |||||
世話人名簿 | 囲碁・将棋 | ウオーキング | グラウンド・ゴルフ | ||
ゴルフ | ハイキング | カラオケ | 文化展 | ||
3.ネットワーク便り (各部門内での行事予定【職場OB会】等々の連絡及び実施事項等) | |||||
4.高砂文庫(寄稿コーナー:近況報告、紀行文、エッセ-、詩、短歌、俳句、ノンフイクション等々) | |||||
5.故郷たより(ふるさと便り:会員が居住する地域社会での出来事や歴史等の紹介) |
ふるさと便り(寄稿欄)
高砂支部会員が居住している地域社会での会員に関わる出来事や、ふるさとの名所・旧跡、歴史等を会員の寄稿により紹介するコーナーです。 応募先は、鐘華会の機関誌「鐘華ニュース」の最終ページに記載されています高砂支部の鐘華編集委員のメールアドレスか若しくは、このHP管理者にワードで記載し、写真は拡張子.jpegて寄稿して下さい。 |
寄稿日:平成27年4月26日(日) | 寄稿者:叶 敏次 | 神戸だより第21報:「元町 県庁界隈」 |
相楽園 |
蘇鉄園の名残を留める見事な蘇鉄の木 |
兵庫県の県樹でもあるクスノキ(楠、樟) |
兵庫県庁の北側にある相楽園は菊花展で有名ですが、つつじの名所でもあります。ゴールデンウィーク中はジャズコンサートや春の山野草展、裏千家のお茶席などが催されます。つつじもその頃満開を迎えます。 相楽園は三田藩士小寺泰次郎の私邸として建設されたものです。幕末、三田藩士・小寺泰次郎が三田藩の財政を立て直すべく、九鬼隆義(三田藩最後の城主)、白洲退蔵(白洲次郎の祖父)らと神戸で事業を起こし成功を収め、その後小寺家の私邸として建築(1885年から建設を始め、1911年完成)されました。 当初、蘇鉄園と呼ばれていましたが、1941年神戸市が譲り受け、名称を易経「和悦相楽」より「相楽園」としました。文化財保護法に基づく登録記念物の第一号の登録物件です。 |
この樟(楠)は約450年前(1567年)、軍師官兵衛の敵役・荒木村重が花隈城築城の際、鬼門の方向に植えたと伝えられたいます。 大灯篭の笠の廣さは10平方メートル強(六畳強)もあります。 |
戦前まであった多くの建築物は神戸大空襲で焼かれ、現存するのは旧小寺家厩舎(重要文化財)や門、壁のみです。庭園は池泉回遊式で、焼け残った大樟や大灯篭、蘇鉄林から当時の雄大さを伺うことが出来ます。 |
旧ハッサン住宅の外観、正面に落ちた煙突が見える。 |
2階の部屋の一部。 |
公館正面入り口 | 玄関ホール |
フランス・ルネッサンス様式を持つ兵庫県公館は、建築家山口半六により設計され、明治35年(1902年)、4代目の県庁舎として誕生しました。現在も県の迎賓館として使用されていて、別名 HYOGO
HOUSE と呼ばれています。(登録有形文化財) |
知事室 | 大会議室 |
総欅造りの貴賓室。他の部屋は木材部はマホガニー、天井・壁はオフホワイトに統一されています。貴賓室の絨毯には菊が描かれていますが、菊は正面ではなく踏んでも失礼に当たらないように横向きにデザインされています。 |
屋上の広場。 | 1階大広間ではコンサートなどが開かれる。 |
相楽園はJR元町駅から北へ徒歩10分、兵庫県公館はその途中にあります。 JRで帰られるときは是非、元町駅から西に延びるガード下商店街(元高2番街、3番街)を散策してみてください。何故か中古レコード店や中古の楽器店、古本屋が多くあり退屈しません。懐かしいLPレコードなども山のように積まれています。すえた臭いがディープさを倍増しています。 |