10月9日(木)、9時20分にJR姫路駅に集合した13名が、JR有年駅に向かい、同駅周辺にある古代遺跡のロマンを訪ねるハイキングを行った。
曇天で強い日差しもなく、絶好のハイク日和となり、10時過ぎに有年駅を出発した一行は、大型トラックが行き交う国道2号線の歩道から、やがて、刈り取り寸前の黄金の稲穂がたわわに実る田園内をゆったり散策しながら、のんびりとハイクを楽しんだ。
間もなく11時過ぎに東有年の「沖田遺跡」に到着した。「沖田遺跡」は弥生時代後期(約1900年前)の竪穴住居跡7棟や壷棺(子供用の棺)などが見つかっており、遺跡跡公園として当時の竪穴住居などが数棟復元されている。大きいものは直径12m有り、兵庫県下で最大級である。
ここで昼食休憩と記念撮影を行い、その後、「赤穂市立有年考古館」を訪ねた。考古館には日本画(絵巻)や大避神社祭礼、船祭りの絵巻や、縦横共に1mを超す立派な版画などが展示されている。
更に、「有年原・田中遺跡(兵庫県指定文化財)」を訪れた。ここは、近年の発掘調査によって、新たに、弥生時代・古墳時代の竪穴住居跡や飛鳥・奈良時代の堀立柱建物跡などと一緒に沢山の土器や石器・木製品が見つかり、有年原・田中遺跡が弥生時代(約1800年前)からの大集落跡であったことが解ってきた。
有年原・田中遺跡の後は、再び田園地帯を歩き、14時30分ごろ有年駅に到着し、帰路についた。
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