前日の雨は上がったがやや曇天となった11月26日(水)、京都の紅葉の名勝を巡るバス旅行によるハイキンキングを行った。
山電高砂駅を7時45分に出発し、米田農協・加古川駅での会員計27名(御夫婦5組を含む)を乗せて、一路京都へと向かった。
早朝出発にも関わらず京都着は正午近くなったので、車内で早々に昼食を済ませ、三千院到着時は即座に院内探索を行った。最初の見どころは何と言っても客殿前の庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」である。手入れの行き届いた低木の数々と高木の組み合わさった美しい庭は、一日中見て居たいと思った。更にその奥に続く「往生極楽園」とその周りの紅葉をたたえた広々とした庭園を巡ると心を洗われて、まさに極楽浄土の気分が味わえた。
三千院からは寂光院まで約1.7キロをハイキングして移動し、寂光院のお参りをした後、バスで比叡山延暦寺に向かった。
比叡山延暦寺は大津市に所在し、大きくは「東塔地域」」と一寸離れた「西塔地域」更にそれらより大きく離れた「横川地区」に別れている。今回は東塔地域を訪れた。駐車場からは紅葉に彩られた可成り長い坂道を登り、薬師如来が祀られている「根本中堂(総本堂)」を訪れた。
延暦寺は伝教大師最澄がおおよそ1200年前に日本の国の安泰と国民の幸せを祈って日本人に合った仏教を比叡山に開いたものです。さまざまな高僧が集い、特に鎌倉時代には、法然、栄西、親鸞、道元、日連などの祖師が修業されました。延暦寺は東塔地域だけでも根本中堂の他に「東塔」「阿弥陀堂」「国宝殿」「大講堂」「文殊楼」などが有り、「西塔地域」「横川地域」も合わせると建屋だけでも10棟を超える。延々と曲がりくねった山道を登ってくるのを含めたらこれだけのものを良く開拓したものだと昔の人の偉大さをつくづく感心させられた。延暦寺は世界文化遺産に登録されているが、その対象となっているのはどこまでなのかは、良く理解出来なかった。
延暦寺見学を15時45分に終了し、帰路についた。
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