平成27年春期ハイキングは、3月というのにチラホラと小雪が舞う時間帯が有った程、可成り冷え込みを感じる11日(水)、観梅ハイクからスタートした。
10時15分に山陽電車網干駅に集合した16人は、10時半に同駅(姫路市)を出発し、国道や町中をひたすら歩き、揖保川、中川を渡った所で竜野市に入った。おおよそ6km位歩いた所で、最初の目的地である「世界梅公園」入口に到着した。しかしながら、公園までは国道から可成りの石段を登らなければならず、今期最初のハイクでまだあまり歩き慣れていない人が多く、登坂希望者が出なかった事で断念。丁度正午近くなっていた事も手伝って、目の前にあった公園で昼食を摂る事とした。結局、肝心の観梅と言う目的を果たす事は出来なかった。
昼食後は更に国道(250号線)を西に向かい、アベリアの鉢植えが揃えられた側壁や、繋泊漁船やカキ養殖用イカダが浮かぶ室津湾内の景色を眺めながら、更に西の室津へと向かった。
室津の「室」は「家」を表し、室津は入江となっていたため、九州などからの参勤交代行列は、船でここまで来て、ここを宿泊地とした。そのため、室津には大きな本陣が造られ、5つもの豪商が誕生した。それらの歴史を表す「室津民族館」や「室津海駅館」などを、地元の観光ガイド・柏山泰訓(やすのり)さんの懇切丁寧な御説明を頂きながら見学した。何よりも、室津湾内から大阪城築城に使ったと思われる巨石(写真参照)が引き上げられたと云う説明には、こんな遠い所からこんな大きな石を、どうやって大阪まで運んだのだろうと驚かされた。
その後はみやげ物店で、三々五々、休憩と土産物購入を行い、すぐ近くの国道に出て、バスで網干駅に戻り、16時40分頃、解散となった。今期最初のハイクとしては良く頑張って約2万歩(約12~13km)を走破した。
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