今回は姫路沖に浮かぶ家島に行きました。
6月11日が雨だったため翌12日に開催となりましたが、こういうケースではいつも参加者が少なく、今回も集合場所JR姫路駅に集合したのは9名でした。
集合場所で我々の隣にもハイキングとおぼしき20名程の団体が。 そのリーダーらしき男性がハンドマイクで「現在濃霧のため船が出航を見合わせています」と案内しています。 恐る恐る「お宅ら、どちらへ行かれますか」と聞くと「家島です」とのこと。 アチャー!。
観光案内所へ行き、姫路港に問い合わせてもらったら、我々が乗る予定の船は定常通り運航する予定とのこと、いきなりのアクシデントは回避できました。姫路港から35分ほどで真浦港に到着、我々は更に5分ほどの宮港で下船しました。
家島には真浦と宮の二つ集落があるようです。 宮港を出て最初に立ち寄ったのは宮浦神社。 住宅の間にある小さな神社でした。 続いて行ったのは家島神社。 こちらは大きな鳥居に万葉の歌碑、うっそうとした森に囲まれた170段ほどの石段と100mほどの参道の先に拝殿があり、いかにも由緒のある神社という感じでした。 菅公も大宰府へ赴く途中立ち寄られたとの言い伝えがあるとのこと。 清水公園へ移動して昼食。 このあたり監館眺望といって、眺めがよいとのことですがさほどでも・・・江戸時代より前方の樹木が大きくなったためか? 場所が違う?
すぐ先に男鹿島が見えていましたが、以下姫路出身の柏原さんの解説です。 昔姫路につがいの鹿がいた。 あるとき雄の鹿が海に入り、泳いで家島諸島に向かった。 島に泳ぎ着いて住み着いたのでその島を男鹿島(たんがじま)と呼ぶようになった。 本土に残った雌の鹿が住んだところが妻鹿と呼ばれるようになった、とのことです。 でも雄の鹿はなぜ海を渡ったのでしょうか、よほど雌との生活が辛かったのでしょうか? 自分の境遇と重ね合わせ、身につまされる私でした。
行程約6Km、暑い中アップダウンもあり少々ハードなハイキングとなりました。 真浦港に到着すると、すぐに売店で缶ビールを買い求め、すぐ近くにある史跡「どんがめっさん」に行くのをすっかり忘れてしまいました。
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