10連休明けの5月9日、 メンバー21名の乗ったバスは山陽自動車道を西へ、岡山の赤磐市にある赤磐酒造を訪れた。 大正12年創業の酒蔵の見学後、試飲コーナーへむかうと、６種類の日本酒がテーブルに置かれ、自由にどうぞとのこと。 側には梅干やキュウリなどもあり、おもてなしにたいそう驚き堪能した。

  次に瀬戸中央道を経由して 香川へと向かった。

  香川は、うどん県と言われるほど、うどん屋が多い。 その中でも手打ちうどんで有名な高松市の｢麺匠くすがみ｣の店だ。予めバスの中で決めた｢天ぷらざるうどん｣が手際よく運ばれ、皆黙々と食べた。 麺は腰が有り、天ぷらと良く合い美味しい!の一言。うどん一本の長さは、 長いもので約80cm近いのもあるとのこと、少々食べにくかったのは事実であるがこれも味のうちと麺をすすりこみ、 次の栗林公園へとバスを進めた。

  16世紀に築庭された公園は栗林と言う名前だが、 1400本の松（うち盆栽仕立てが1000本）が中心で右を見ても左を見ても松松松…。丁度植木職人6人が剪定作業をしており、しばしその仕事ぶりを見ていた。 自然の山を背景にした湖には、「人面魚だ！」と数人が騒いだ錦鯉が泳ぎ、和船が浮かぶ。 五月の新緑の中、ゆったりとした時間を過ごせた｢一万歩の旅｣であった。

  この会は、一般的なツアーにある縛りがなく3年前に入会した筆者も、 毎回気楽なハイキングを楽しんでいる。