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ハイキング同好会

令和7年3月6日(木) 寄稿者:藤原 浩造     第468回(令和7年前期第1回)ハイキング
  「別府鉄道廃線跡をたどり大中遺跡へ」

    春は名のみの風の寒さや。3月6日、令和7年第1回目のハイキングが開催された。
  集合場所JR土山駅には7名が参集した。雨の心配はなさそうだが風が冷たい。

    別府鉄道は多木肥料への原料搬入と製品の輸送を目的に、大正10年に別府軽便鉄道として開通した。
  国鉄高砂線野口駅と工場を結ぶ野口線、工場と土山駅を結ぶ土山線が建設され、
  旅客輸送も担っていたが昭和後期には自動車輸送に重点が移り、昭和59年廃止となった。
  土山駅を南に出るとすぐに別府鉄道廃線跡を利用した「であいの道」がスタートする。
  「であいの道」は実によく手入れされており、国鉄高砂線跡地のグリーンロードとは随分違う。
  財政が豊かな播磨町と高砂市との差をこのようなところでも感じた。

1. 土山駅前 2. であいの道(廃線跡)
スタート
3. 「であいの道」案内板 4. 「であいの道」にて

    20分程で円満時に到着した。
  弘法大師が全国を廻られている折岩光(後の野添)に立ち寄り草庵を結ばれ、それが後の無量寿院となる。
  円満時は無量寿院の塔頭の一つだったとのこと。
  旧岩光の地名にちなみ山号は巌光山。円満時は現ご住職の積極経営で隆盛の様子で、
  山門を入ると右手に大きな五重塔(舎利宝塔)、12神将像が目を引く立派な寺院であった。

5. 円満寺山門 6. 12神将プレート 7. 五重の塔(舎利宝塔)

    円満時から県立考古博物館(大中遺跡)へは数分で到着する。
  古墳をイメージした玄関に向かうと、昨年来何度となくテレビで見た風景に出会う。
  知事が訪問されたとき玄関の20m手前で降車させられ、玄関まで歩かされて激怒し関係者を叱責されたとか。
  考古博物館ではカネカOBの方もボランティアで働いていらっしゃると聞いていたが、当日はいらっしゃらなかった。
  展示物は兵庫県内で発掘された埋蔵物が中心で貴重なものも多いようだ。

8. 考古博物館入口 9. 博物館内にて集合写真

    途中から案内をしていただいたボランティアガイドの方から兵庫県は古墳の数が多く、
  特に銅鐸に関しては出土数が56口と日本一とのこと。
  因みに銅鐸出土数第2位は私のふるさと島根で54口である。
  さらに言えば1984年出雲の荒神谷遺跡で大量の銅剣が出土した。
  それまで日本全国で出土した数を大きく超える358振りの銅剣が1か所から出土したニュースは
  皆さんも記憶されているのではないだろうか。
  出雲人にとって黄泉比良坂(よもつひらさか)の伝承、大量の銅剣の出土、
  巨大神殿だった出雲大社の柱跡の発掘等古代史は真実、伝承、嘘八百混ぜ合わせてロマンに満ち溢れている。

  満開の梅の花もめでて楽しいハイキングとなった。

10. 大中遺跡
展望塔よりの眺望
11. 廃線跡の梅林 12. 満開の紅梅

(上記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

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