4月25日(水)9時45分 山陽電車舞子公園駅に集合し、エレベーターで明石海峡大橋最上階のバス停に登り、乗合バスで淡路島に渡った。参加者は25名であったが、バスが満席になるといけないので、到着順で二班に分かれて乗車した。前日の雨天とは異なって曇天で暑くもなく絶好のハイキング日和となったが、橋上からの眺めは霞がかかったようになって、あまり絶景を鑑賞することは出来なかった。
明石海峡大橋は5分ほどで通過し、出発から凡そ15分程で目的地の「兵庫県立淡路夢舞台」に到着した。「淡路夢舞台」は建築家安藤忠雄氏設計により、敷地28ヘクタールにホテル、国際会議場、野外劇場、百段苑(花壇)、等が設置されており、その中の一つである日本最大級の温室「奇跡の星の植物館」を見学した。同館では約3000種の世界の珍しい植物の観賞が出来るだけでなく、地球に生きることの素晴らしさを実感できる「花と緑の感動創造実験型植物館」である。
色々な珍しい植物を観賞した後は、すぐ隣接する「淡路島国営明石海峡公園」(同公園は、計画面積約96ha中約40haが開園しており、神戸地区と合わせると約330haある)に入場し、ここで、花木で蛸の形にした「タコトピアリー」前で記念撮影をしたあとは昼食をとった。その後は、最長部で1〜1.5km位ある広い公園内を各自自由に三々五々散策を楽しんだ。
チューリップ畑の「大地の虹」や「花の丘道」、「ポプラの丘」、「滝のテラス」、風車をあしらった「風の丘」、等々、時の経つのを忘れて歩き廻った。
淡路明石海峡公園を出た後は、更に、岩屋まで凡そ3kmを、瀬戸内海を右手に見ながらハイキングしたが、その途中で岩屋にある「石屋(いわや)神社」にお参りをした。そこに淡路島出身の俳優 渡 哲也さん が寄進したと思われる石造りの「玉垣」があった。
『淡路島でいつも海峡を見ながら「何時か本土へ、海をワタリたい」と思っていたのが叶えられたので、「渡 哲也」と名乗った。それを見た弟が「オレも海をワタラセろ」と云って、叶ったので「渡瀬 恒彦」と名乗った』と云う笑い話があるが、これはあくまでも単なる笑いをとるための作り話で、渡瀬恒彦は本名である。
岩屋からは高速艇で明石まで、あっと云う間の13分の船旅を楽しみ、明石にて解散した。
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