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寄 稿 欄  
播磨灘周遊立寄りのドライブ
(掲載日:2013年02月21日)
(文中の青文字は写真掲示)
倉掛一夫
 2月8、9日は寒波の襲来で寒い日でしたが、播磨灘周遊ルートのドライブに出掛けました。
ゆっくりと昼前に出発し、世界一の明石海峡大橋(3911m)を渡り、淡路SAにて神戸の街を明石海峡超えに望み、 巨大貨物船の往来を眺めつつ、名物に仕立てあげている玉ねぎビーフカレーの昼食を味わう。
 播磨灘の景観を愉しみつつ、 大鳴門橋を渡り、鳴門から高松道に入り引田、さぬき市を経由して高松市に15時頃に入る。
 高松では、栗林公園に立寄る。 栗林公園は水戸黄門様の兄君の松平頼重公(初代高松藩主)が讃岐藩主の生駒家からの所領を引継ぎ庭園の造成に繋げ後世に残して、 現在、国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で最大の広さ(約75ヘクタール)を持ち、西側の緑深い紫雲山を背景に六つの池と十三の築山を巧みに配し、 四百年近い歴史を誇る江戸初期の回遊式大名庭園として、優れた地割り、石組みを有し、木石の雅趣に富んでいます。
 春夏秋冬と四季折々の風物にも恵まれ、 ここに咲く花々は、一千本の見事な手入れされた松とともに、一歩一景といわれる変化に富んだ美しさを醸し出しています。
 今回は、 梅の開花を聞き訪ねてみましたが、紅梅・白梅が可愛らしく、慎ましやかに花弁を開き迎えてくれました。

明石海峡大橋

巨大貨物船と神戸の街

紅梅

白梅
 栗林公園を代表する景観として園内の飛来峰からの南湖に架かる偃月橋越しに見る掬月亭 は日本人の感性豊かさを感じさせるものです。栗林公園を後に、国道32号線で琴平に向かい1時間足らずでこんぴら温泉街に着き、宿に入る。
 翌朝早めに 運動を兼ねての金刀比羅本宮・奥社への石段を駆け上がる。金刀比羅宮は良く知られている様に“海上交通の守り神”として古くから崇められており 明治元年の神仏分離令で金刀比羅宮と改称され、神道の神社として今日に至っています。御神体は、大物主命と崇徳天皇をお祭りされています。 奥社には鮮やかな朱色の厳魂神社が鎮座しています。

松林

飛来峰からの絶景

掬月亭と庭

金比羅山への石段

大門と5人百姓

旭社

金比羅宮

金比羅宮展望台より讃岐富士
 本宮への石段は、一之坂鳥居100段、大門約350段、 旭社約500段(旭社の立派な様式に、かの有名な森の石松が本堂と間違って参拝して帰ってしまったとの逸話があるとのこと。) 手水場からの御前四段坂を頑張って金刀比羅本宮への785段を成し遂げる。 本宮前の展望台からご来光に映える讃岐富士の眺めが何とも穏やかな感覚をもたらし、785段の疲れを和らげてくれました。
 ほんの 一息付くも、一気に奥社目指して石段を踏みしめ、白峰神社を経て、奥社の厳魂神社(標高421mとの事)に辿り着くも、 途中には猪の出没注意の立て札に緊張感を背負いながら本宮から583段、合計1386段を若者並みの時間で闊歩し、心地よい汗を掻きつつ、 すぐさま下りの石段を行者並みのスピードで下り、宿の屋上露天風呂で讃岐富士を眺めながら一汗流す心地は最高潮でした。
 しかし、残念なことに 奥社の岩肌に天狗の彫り物に気が付きましたかと宿の方に聞かれ、そんなものがあったのかと後の祭りとなり、次回の楽しみに取って置きたいと思います。

白峰神社

厳魂神社

岩黒島橋と下津井橋

岩黒島橋と斜張橋
 一方、2日後には程よい筋肉痛の襲来を得て1386段の重みを感じさせてくれました。
 帰り道は、坂出に立寄り、 コーヒー通をも唸らす産地農園指定直輸入の豆をマスターの焙煎技術で煎った美味しいコーヒーと奥さん手製のケーキを味わい旅の中締めとする。
 瀬戸大橋 (四架橋、六橋)を渡り山陽道を介して夕方早めの帰路に着く。走行約400kmのドライブでした。瀬戸大橋六橋は、三つの吊橋 と二つの斜張橋と一つのトラス橋で構成されており、全長12.3kmを有し、夫々の橋と島と備讃瀬戸の景観が何よりのお土産の 一つとなりました。
 今回は、立寄らなかったが、弘法大師の善通寺、石垣に特徴のある丸亀城や琵琶湖の思いをイメージしたといわれる中津万象園等も 一見の値があるものと思われます。

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