高砂支部ホームページ

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高砂文庫(寄稿欄)

寄稿日:平成25年12月29日(日) 寄稿者:宮本和夫

イブの日に

 イブの日、午前中に神戸の三宮で用件を済ませた後、鐘華会高砂支部のホームページの「ふるさと便り〜神戸より〜の第2報」に紹介されていた異人館カフェのスターバックスで、ゆったりとおいしいコーヒーを飲もうと、久しぶりの陽気に誘われ北野異人館街に向けブラリ散策と洒落こんだ。

 先ず、神戸ジャズ・ストリィートで必ず最初に訪れていた外国倶楽部を久しぶりにみたくなってそこへ向かうことからスタートした。いつも、お目当てのジャズバンドは、クラリネット奏者の花岡詠二をリーダーに編成されるデキシィランドジャズバンドである。構成メンバーはその年によって多少の違いがあるが、ピアノの秋満義孝やテナーサックスの鈴木直樹や(鈴木章二の甥)ドラムズの楠堂浩己とか藤田洋、ベースの小林真人や水田欽博、トランペットに池田公信、近年では、バンジョーの青木研らの中から構成され、これらの面々がデキシィー特有のアドリブを織り交ぜたリズミカルな演奏とリーダーの花岡さんと司会者の末廣光夫(昨年の9月に逝去された元ラジオ関西のアナウンサーで、日本で初となる電話リクエストを成功させた名物アナウンサー)との軽妙洒脱な会話がいつも会場を盛り上げてくれていた。中庭にある木立の向こうに演奏会場となる倶楽部の建屋がある。(写真:ピアノ奏者=秋満義孝、 クラリネット奏者=花岡詠二)

(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

神戸外国倶楽部 外国倶楽部の中庭 倶楽部内のジャズ・フェステバル会場

 神戸ジャズ・ストリートは例年10月初旬に開催される。その前月の9月には、神戸の灘区にある沢の鶴酒造が主催するコンサートがある。このコンサートは花岡詠二を中心とした上記メンバーで構成されたバンドが出演し、沢の鶴の酒蔵≪資料館≫で「沢の鶴ほろ酔いコンサート」と銘打って開催される。このコンサートはさすがに酒造会社が主催しているだけに、途中の休憩のときに、樽酒の鏡割り行事があり、写真のような1合ますに樽酒を入れて参加者全員にくばられる。(1合枡はお土産として持って帰れる)乾杯後、広場で樽酒と沢の鶴の数種類のお酒で酒宴が催される。肴は特別に辛い福神漬けのみであったが、数年前より、家からスルメにカキピー、ソーセージ等々のつまみを持参して、それをおすそわけなどして酒宴を盛り上げることにしている。日本酒メーカーなので当然ビールなどなく全て日本酒である。日本酒大好き人間にとって、至福のひと時を過ごすことができる。この休憩後のコンサートは出演者も観客もほろ酔い気分のため会場はノリノリの最高の雰囲気となる。家にある1合枡を数えてみると10枡あったので10年以上は通ったことになる。  
 この他に、酒蔵で開催される音楽会は、神戸ハワイアンクラブの例会が、東灘区の神戸酒心館でよく開催されていたのを思い出す。日本酒大好きの自分にとって、酒蔵を会場とする音楽会は、この上もなく楽しさが倍増する。

鏡割(中央:花岡さん) 1合舛 ほろ酔いコンサート

 少し歩いて風見鶏の館を左にみて、右に折れるとすぐにスターバックスがある。今日は、ゆっくりとコーヒーを飲むことが主目的であったために、早速、そこに足を向ける。着いたのは昼過ぎであったが、喫茶店の表には順をまっている若いアベックがいて、窓越しに中を覗いてみたら、なんと若い人ばかりで満席となっていた。白髪と白髪まじりの老夫婦には、場違いの感が否めず、ほうほうの体で引き揚げてきた。帰り道に、よくよく考えてみると、今日はイブの日であった。今夜あたりは、先ほど、その前を通ってきた北野ホテルあたりが満室となるのであろうか?
 帰路に北野工房のまちに立ち寄って、1階、2階の各お店を覗いてまわった。ここも神戸ジャズ・ストリートの演奏会場の一つとなっている。

異人館カフェ:スター・バックス 神戸北野ホテル

 高砂の西友で、数種の鳥料理を買って、家で飲みかけのボジョレーでささやかにイブを祝った。口直しを兼ね、〆は当然日本酒で締めたのは言うまでもない。
 幼い日にお釈迦様の誕生日を甘茶でお祝いしたのは、あれはいつの頃のことであったのか?今では、もうその情景すら思い浮かべることができない・・・


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