美保関灯台
旧友に会いに松江へ車で出かけるにあたり、ゆったりと道中を楽しみながらとの思いで、往復一般道で片道約6時間、国道2号線、373号線、179号線、181号線、9号線を経由、道の駅に立ち寄りながら、また、田畑、山並み、峠、川の流れ等など自然の情景に癒される等、普段にはなかなかでき難い良き旅となりました。(往復約600km)
そんな中で帰路では、約10年振りに美保関灯台を訪れてみました。
島根半島の先端に位置し、山陰最古の石造り灯台で明治31年フランス人の指導により建造されたフランス風の白亜の高さ14mの灯台(海面からは87m)で歴史的・文化的価値の高さからAランクの保存灯台に指定されています。建造当時は第一等灯台、6万7500カンデラを有したものでした。この第一等フレネル式閃光レンズは今も灯台ビュッフェ内に展示されており、圧倒される雄姿、存在感があります。
平成10年には世界各国の歴史的に特に重要な灯台100選に選ばれています。因みに世界100選に日本からは5灯台が選ばれています。(出雲の日御碕灯台、千葉の犬吠埼灯台、佐渡の姫埼灯台、下田の神子元島灯台)
今なお、日本海の船舶の安全航海に燈火を送り続けております。また、この灯台は旧史員退息所の建物をビュッフェとして改装されており、食事、喫茶を楽しめます。“岬の赤い屋根灯台ビュッフェ”でイカ丼、いかめし等を食し、カウンターテーブル席で珈琲等を味わいながらの遠くに隠岐の島・日本海・航行船舶等を眺むるのも贅沢なひと時かも。駐車場から徒歩3分程で楽々、他の灯台と一味違った岬の灯台に和めることができます。
|