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寄稿日:平成26年10月10日(金) 寄稿者:倉掛一夫

「ゆったり岬の灯台・神社

美保関灯台
 旧友に会いに松江へ車で出かけるにあたり、ゆったりと道中を楽しみながらとの思いで、往復一般道で片道約6時間、国道2号線、373号線、179号線、181号線、9号線を経由、道の駅に立ち寄りながら、また、田畑、山並み、峠、川の流れ等など自然の情景に癒される等、普段にはなかなかでき難い良き旅となりました。(往復約600km)
 そんな中で帰路では、約10年振りに美保関灯台を訪れてみました。
 島根半島の先端に位置し、山陰最古の石造り灯台で明治31年フランス人の指導により建造されたフランス風の白亜の高さ14mの灯台(海面からは87m)で歴史的・文化的価値の高さからAランクの保存灯台に指定されています。建造当時は第一等灯台、67500カンデラを有したものでした。この第一等フレネル式閃光レンズは今も灯台ビュッフェ内に展示されており、圧倒される雄姿、存在感があります。
 平成10年には世界各国の歴史的に特に重要な灯台100選に選ばれています。因みに世界100選に日本からは5灯台が選ばれています。(出雲の日御碕灯台、千葉の犬吠埼灯台、佐渡の姫埼灯台、下田の神子元島灯台)
 今なお、日本海の船舶の安全航海に燈火を送り続けております。また、この灯台は旧史員退息所の建物をビュッフェとして改装されており、食事、喫茶を楽しめます。“岬の赤い屋根灯台ビュッフェ”でイカ丼、いかめし等を食し、カウンターテーブル席で珈琲等を味わいながらの遠くに隠岐の島・日本海・航行船舶等を眺むるのも贅沢なひと時かも。駐車場から徒歩3分程で楽々、他の灯台と一味違った岬の灯台に和めることができます。

(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

赤い屋根の灯台ビュッフェと灯台 美保関灯台
灯台ビュッフェ入り口側 海側からのビュッフェと灯台
第一等フレネル式閃光レンズ(ビュッフェ内部) 日本海を見下ろすカウンターテーブル

美保神社
 美保関灯台への手前2km程の漁港の直近にあり、事代主神系えびす社3千余社の総本社。ご祭体は三穂津姫命(大国主神の后)と事代主神(大国主神の子)「ゑびす様」
 神社は大社造りの左右二殿連棟の特殊な形式で美保造又は比翼大社造と言われ、国の重要文化財に指定されています。
 海上安全・大漁満足・商売繁盛・学業歌舞音曲・五穀豊穣・夫婦和合・安産子孫繁栄等にご利益があるらしい。その昔、海上安全の祈願に訪れる。 出雲大社(大黒様)とともに参拝する「両参り」が縁起が良いとされていとか。
 偶々、参拝したときに本殿でご祈祷を受けておられる方があり、太鼓、鈴の音と巫女さんの舞、厳かな祝詞を興味津々と外国人(白系)が眺めていたのが印象的でした。

美保神社入り口の鳥居 出雲大社程でもないが大きな注連縄
本殿左奥の右殿に事代主神が鎮座 鳥居からの注連縄

 美保神社鳥居手前には青石畳通りがあり、通り入口には提灯で“だんだん”と迎えてくれます。美保神社の門前町として、また北前船の寄港地として栄えた当時の本通りで江戸後期敷設されたものだそうです。雨に濡れると“蒼”くなる様子が町なみと相俟って、なんとも言えない風情を醸し出すようです。
 神社前では名物“やきいか”の屋台が食指を誘うよき匂いを振りまいていました。また、美保神社への手前には海岸沿いに男女岩で“みょうと岩”なるものをも見受けられました。(伊勢二見ヶ浦に比べればかなり貧弱ながら、、、、、)
 天気が良ければ海岸線より遠くに大山の雄姿が描かれることになりますが、今回は裾野で我慢しなはれとのことのようでした。

青石畳通り(美保神社側) 青石畳通り(海岸へ続く)
美保神社前で“やきいか”屋台 男女岩で“みょうと岩”

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