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活動報告

(会長:笹間美之 世話人:神野久典)

 

第44回例会 平成25年05月16日(木) 執筆者:横山 浩
行き先

平成25年5月16日() 第44回例会ウォーキングコース

山電網干駅~誠塾~大江島地蔵~網干川~ダイセル異人館~網干神社~なぎさ公園(昼食)~味岡鬼子馬碑~善慶寺~境橋跡~大覚寺~山本家~丸亀藩陣屋門~龍門寺(写真撮影)~あぼしまち交流会館(休憩)~加藤家(勝海舟の筆碑)~山電網干駅

 日焼け止めの話題で盛り上がる位の日差しながら、北風が爽やかな日和になり、総勢13名でウォーキングをスタート。駅のすぐ南の国道250号をわたり、二筋目の路地を入ると幕末の志士が開いた誠塾がある。私塾ながら明治の顕官はじめ500名近い門人を輩出したという。昔の人は本当に偉かったのだ。そこから東に歩を進めると、大江島地蔵に出会う。大柄でふっくらとしたお体と、ふくよかなお顔は妙になまめかしい。

網干河畔を西へ、防波堤越しに釣り船等を見ながら歩き、網干小学校前を折れて南に進むとダイセルの正門前に出る。そこに異人館がある。日本セルロイド時代のお雇い外国人技術者の住居として明治43に建てられ、現在は資料館等となっている。見学をお願いして中に入ると、セルロイド製のキューピー人形やメガネのフレーム、櫛などの陳列が迎えてくれた。そこを出て西へ網干神社に至るも、修理のために足場が組んであり、門外で手を合わせるだけにする。南へ鄙びた住宅地を抜けると、塩田跡地や埋立地が茫漠と広がり、雉の姿さえ見られた。海辺になぎさ公園が配されている。時刻も12時を過ぎたのでここで昼食。広々とした草地の中の木陰で、涼しい海風に吹かれながら各自弁当を広げた。

元気も沸いたので午後の歩行を開始。網干高校前を北上して善慶寺、大覚寺と浄土宗の古刹を巡る。網干のガイドブックには40も寺院があるが、その内25寺が浄土宗である。高砂市の十輪寺も浄土宗のお寺だが、法然上人が四国に配流された際に、船泊した浜々から広がったのであろう。大覚寺もまた重要文化財の多い見事な寺院である。室津道を西へ進むと、道の両脇に城郭の様な三層建ての山本家や、四国丸亀藩の飛地であったゆえの陣屋門等が並ぶ。さらに西へ足を延ばすと、江戸時代に盤珪禅師が再興した臨済宗龍門寺が、禅寺らしいたたずまいを見せている。ここで皆神妙な面持ちで記念写真におさまる。

道を東に取って返し、途中あぼしまち交流館で小休止して山電網干駅に帰着。揖保川流域の物資集散地として古くから開け、江戸時代には天領・龍野藩領・丸亀藩領等に分かれるなど歴史に富んだ網干のまちあるきを、皆堪能した顔をして帰路に就いた。

余談ながらカネカの同期入社に「網干」という男がいる。ルーツはこの町かと思い、家々の表札やお寺の墓銘を覗いて廻ったが、見つからなかった。


(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

  

誠塾 誠塾之跡碑 ダイセル異人館
ダイセル異人館内展示物 野生の雉 善慶寺山門
大覚寺境内 大覚寺門前 丸亀藩網干陣屋案内板

大江島地蔵 昔の道しるべ 勝海舟の筆碑(加藤家表門)
龍門寺庭園 龍門寺境内にて集合写真


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