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活動報告

(会長:笹間美之 世話人:神野久典)

 

平成25年7月11日(木) 第46回例会

播但線鶴居駅から銀の馬車道「市川の清流-市川町地域」を訪ねて

執筆者:横山浩
ウオーキングコース JR鶴居駅~屋形橋~屋形の町並み~銀の馬車道看板~蓮如上人の遺跡~小室天満天神の大クスの木~大歳神社の野生のフウラン~谷城跡(昼食)~大歳神社~倉谷古墳公園~内藤利八顕彰碑~JR甘地駅

  8日(月)に梅雨明け宣言が出て以来カンカン照りが続き、当日も群馬県館林で39.5度の今年国内最高気温を記録 したが、猛暑をおしてウォーキングの例会を敢行した。さすがに参加人員は9名と二桁を割り込んだ。

  10時過ぎに播但線鶴居駅をスタートして東に向かうと、すぐ市川にぶつかり昭和8年に架けられた屋形橋が見えて来る。清流の水面に映える優美な姿を眺めながら対岸に渡ると銀の馬車道に入り看板が立っている。生野銀山から飾磨港まで銀を運ぶために明治9年に整備された49kmの日本初の高速産業道路とある。貴重な輸出産品である銀の輸送に尽力した往時が偲ばれる。10分程歩き、国道312号として続く銀の馬車道と別れて市川を西に渡り直す。道端に蓮如上人の遺跡がありお堂には立派な額もあがっている。南無阿弥陀仏と刻まれた石碑も綺麗で近在住人の奉仕の心が窺われる。そこからは炎熱に焼かれながら県道を南下する。時折帽子を飛ばす程の川風が涼を運んでくれるのが救いで、小室天満神社に着いてホッとする。根(幹)廻り7m、樹高30mの大クスが豊かな木陰を作っている。直ぐ西に中世戦国時代に山城のあった里山が迫っている。麓に大歳神社があり、椋(むく)の大木の高い枝や樹の股にフウラン(風蘭)が着生し、白い花が満開。洋蘭の様な華やかさはないが清楚で可憐である。案内板をみながら躊躇したが、意を決して90m程の高さを登って城跡台地に至る。特に遺構は残っていないが木陰に覆われて涼風が吹きわたり、雑木や雑草が切り払われて眺望が絶佳である。ここで昼食の弁当をひろげる。道を走る車がおもちゃのチョロQの様に見え、水田や畑がパッチワークの様に美しい。

離れがたい気持ちを振り払って城山をおりさらに南を目指す。前出とは別の大歳神社に至りあずま屋でまた一休みする。少し西に行くと1500年前のものという倉谷山古墳が公園として整備されている。石室のある小高い丘に立つと東に視界が開け、パワースポットの様な不思議なエネルギーを感じる。観音寺山古墳も周辺にあるようだが場所がはっきりせず、スキップして甘地の清水を目指す。ここまでくるとゴールのJR甘地駅が近く、駅の傍には車輪の様な丸い石碑がある。明治27年に播但線の前身である播但鉄道の建設を手がけた内藤利八を顕彰している。

予定箇所を数か所スキップしたので午後2時前の姫路行に乗車でき、熱中症に罹るメンバーがいなかった事に安堵しつつ帰路についた。蛇足であるが家に帰りひと風呂浴びてのビールはまさに生き返る思いであった。


(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

播但線鶴居駅 銀の馬車道案内板 蓮如上人の遺跡 蓮如上人の真筆
大蔵神社・ムクの木に群生したムフラン 大蔵神社・野生のフウラン案内板 小室天満神社・大クスノキ 大クスノキ前にて記念撮影
谷城跡への登山口 谷城跡での昼食休憩 谷城跡より市内流域を眺望 谷城跡案内板
大蔵神社(倉谷)門前 倉谷古墳公園案内板 倉谷古墳 倉谷古墳竪穴式石室
倉谷古墳竪穴式住居案内板 倉谷古墳竪穴式住居



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