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活動報告

(会長:笹間美之 世話人:神野久典)

 

平成25年9月28日(土) 第47回例会

太市駅から古代山陽道を風土記時代の風景を追いながら西へ

執筆者:清水武史
ウオーキングコース

JR太市駅~破盤神社~大蔵神社~西脇廃寺跡~巴智の駅家跡~破盤神社起源のわれ岩~

丸山公民館前で昼食~槻坂トンネル~中井観音像~中井橋(林田川)~西福寺~小宅寺~

JR本竜野駅(11.0km)

 彼岸は過ぎたもののまだ残暑を少し残す絶好の秋晴れの中、実りの秋を感じさせる稲穂が垂れる田園に囲まれた姫新線太市(おおいち)駅に17名が集合。「風土記」時代の古代国道沿いの風景を追いながら、山陽道を西へと向かうウォーキングコースに出発~。

 先ずは、西へ500m程の所にある破盤神社。神功皇后が戦勝を祈願して放った矢で三つに割れた破盤岩が創建の由来だそうだ。神社から離れた参道を南へ、村中を進むと、小学校の運動会の真最中。村中は人影もなく、皆、このイベントに集まっているのかな?

 西に歩を進めると、専光寺があり、「くり貫き石棺」を拝観。更には大蔵神社に出てくる。再び、村中を進み、田んぼの隅に西脇廃寺跡が見つかった。案内図もなく、村の人に聞いて始めて確認できたものである。しばらく歩くと、邑智の駅家(おおちのうまや)跡に来る。古代山陽道では30里毎にこうした駅家が設けられ、ここも20匹の馬を置ける大きな駅家で賑わったそうです(今は、それを記す立札残るのみ)。再び、歩を進めると最初に行った「破盤神社の起源となっている破盤岩のわれ岩」があった。破盤神社から数キロ離れた小さな山裾のこんな所にあろうとは・・・(そのいわれが立て看板で記されていた)。
 雲一つない秋空、黄金色の稲穂、さわやかな秋風を感じながら、快適なウォーキング。

 周囲を低山が囲み、山裾に見えていた丸山公民館に到着し、和やかに昼食となる。

 頂上付近が古代山陽道の難所になっていた槻折山(ツキオレヤマ)の下をくぐる「槻坂トンネル」を通り過ぎると景色が一変し「小宅の里」が広がってくる。すぐ先の「中井観音像」へ向かう。たつの市の指定文化財「木造・十一面観音立像」が祀られているそうだが、実像は外からは見えなかった。

 先に進もう。中井橋を渡り林田川の川沿いを西福寺に出てくる。屋根の牡丹と獅子瓦が目に付く綺麗に整備された寺である。西に、更に向かうと、小宅寺があり、石段を登り山門をくぐると本日一番のビューポイント。たつの市内、播磨平野が一望できる。眼下に見える「ヒガシマル醤油」を超えた所が我々の本日の最終地本竜野駅になる。しばし、休んだ後、石段を下り、ヒガシマル醤油の工場を経て、無事、本竜野駅に到着し、駅前で全員集合写真。醤油の香りが漂うさわやかな秋風を受け、2ケ月振りの心地よい疲れを感じながら解散し,帰路へ・・・・。


(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

杉原川河川敷
破盤神社鳥居 破盤神社で宮司の説明を受ける 西脇廃寺跡塔心礎
専光寺くり貫き石棺 邑智の駅家跡 破盤神社起源のわれ岩
破盤神社起源のわれ岩案内板 地蔵立像(丸山公民館) 丸山公民館にて昼食休憩
中井観音堂十一面観音立像(写真) 蛇心ケ端の大岩 西福寺の牡丹と獅子瓦

小宅寺門前 本竜野駅前集合写真



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