三宮周辺の名所を訪ねた後､懇親会　　　

阪神岩屋駅～ＨＡＴ神戸～生田川公園～布引の滝～北野異人館街～トアロード～生田神社～贔屓屋三宮店（第50回例会記念懇親会）

　今年も残り半月程になった師走の半ばに、ウォーキングの第50回例会を、24名という過去最高人数の参加を得て催行した。当日は冷たい風が少しあり最高気温が10℃を下回る予報であったが、陽光が降り注ぐ絶好のウォーキング日和となった。

  かなりの人がＪＲを利用して灘駅から南にすぐの阪神岩屋駅に参集、定刻の9時半にスタートした。南に少し下るとＨＡＴ神戸のエリア。ここは阪神淡路大震災後に、Happy Active Town の愛称で再開発された地域で、県立美術館やJICA(国際協力機構)関西、人と防災未来センター、赤十字病院、なぎさ公園などが点在する。余談ながらJICAの食堂は、エスニック料理が手軽に味わえるお勧めの場所である。

　建物を眺めそんな事を考えながら西に歩き、生田川の手前で北に向う。すぐ六甲山の山並みが眼前にせまり、鐘華会総会でもお世話になるANAクラウンプラザホテル神戸の天を衝く姿が視界に入る。山裾に伏臥するように新幹線神戸駅があり、その真下を潜って400メートルほど山中に分け入ると布引の滝に至る。たかだか最高40メートル余の四つの小瀑布群ながら、華厳の滝、那智の滝とで三神滝と案内板に出ている。百人一首の歌人在原行平等が歌も詠んでいるほど歴史も有る。司馬遼太郎の「街道をゆく」の中でも、神戸散歩として載っている。しかし雄滝の懸崖の上に、「おんたき茶屋」に向けてなのか鉄柱に電線が架けてあるのは、せっかくの景観を損なっている。

　新神戸駅に戻って道を西にとり、ハーブ園へのロープウェイ駅前を通って北野の異人館街に入る。若い女性連れ等の観光客で賑わい、狭い歩道もすれ違うのに難儀する。おまけに前方から黄色の装甲車の様な水陸両用観光バスまでやってくる。中の乗客は笑顔で手を振っているが、こんなごついのを走らせてと迷惑に思うのは自分だけだろうか？異人館の窓や煙突にはいくつものサンタクロース人形がとりつき、笑って見下ろしている。

　トアロードを下り途中で生田神社に寄り道する。何を祈るのかめいめい神妙な面持ちで参拝する。ここまで来ると三宮駅はすぐで、居酒屋「贔屓屋」が今日のゴールである。ここで昼食を兼ね、年末でもあるし50回目の例会を賀して懇親会を開く。詳細は割愛するが飲み放題の昼酒も効いて、会が大いに盛り上がったのは言うまでもない。