高砂支部ホームページ
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1.高砂支部だより(支部役員名簿や行事予定、その他連絡事項) | |||||
2.高砂支部同好会活動の内容(活動予定及び直近の活動報告を記載) | |||||
世話人名簿 | 囲碁・将棋 | ウオーキング | グラウンド・ゴルフ | ||
ゴルフ | ハイキング | カラオケ | 文化展 | ||
3.ネットワーク便り (10/6)(各部門内での行事予定【職場OB会】等々の連絡及び実施事項等) | |||||
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5.故郷たより(ふるさと便り:会員が居住する地域社会での出来事や歴史等の紹介) |
ウオーキング同好会 |
活動報告
平成26年9月27日(土) |
第58回例会 : |
執筆者: 横山 浩 |
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ウオーキングコース |
神鉄鈴蘭台駅~(菊水山登山口)~妙号岩~石井ダム~鈴蘭台処理場~烏原ダム(昼食)~雪見御所跡~祇園神社~荒田八幡神社~湊川神社~JR神戸駅・高速神戸駅 |
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7月は台風8号接近による天候不良で中止になり、8月は暑熱を避けて計画がなかったので、今月は3か月半近い間が空いてのウォーキング例会となった。暑いくらいの日差しが降り注ぎ抜けるような蒼天の下、参加者16名が神戸電鉄鈴蘭台駅を定刻の10時に出発した。
キーキーと車輪を軋ませながら走りゆく電車を横目に一路南に下る。菊水山登山口を左に見て少し行くと川沿いの道となり、石井ダム公園入口に至る。ここは散策も楽しめるように遊歩道も整備されている。平清盛が福原京の鎮護として六甲山北側の丹上山に日吉山王権現を勧請し、月参りのために通った古道もダム湖の底にあるという。西側湖岸道路の中ほど斜面には「南無阿弥陀仏」と彫られた妙号岩が見える。小部の寺の和尚が古道を往く旅人の安全を祈って彫ったと伝わる。遠くの岩壁にはロッククライミングをしているけし粒のような人影も見える。さらに少し進むとコンクリート造りの立派で頑丈そうな管理棟があり、石井ダムの上部に着く。上から覗き込むと水面はかなり下。洪水対策のため貯水量を減らしているようである。ダム右端に設けられた300段あまりの急階段を、ステンレス製の手すりを頼りに川床に降りる。下から見上げると高さ60m程の重力式コンクリートダムだが迫力がある。やや下流で六甲全山縦走路に合流する。しばらく進み山麓バイパスの高架をくぐった先で、烏原貯水池へ直進する道に入る。 烏原貯水池は神戸水道創設時の施設として、布引貯水池に次いで明治38年に完成。取水塔上部は装飾を施された石造りで、建設に携った技術者等の名前が彫られている。全長3km程に見える貯水池周囲は「水と森の回遊路」として整備され、ヤマモミジや樟などの古木が樹陰を成している。惜しむらくは紅葉には1月ほど早い感じ。時刻も12時に近く休憩には絶好の場所なので昼食とする。
腹ごしらえをして歩き始めるとすぐに、保安にいらした木村さんご夫妻にお会いする。別のグループで来られたのだ。本当にお元気。我々は神戸の街並みを雑木林の樹間に垣間見ながら急な坂道を下る。下りきって東に向かうと明治6年創立の湊山小学校がある。かつては勝海舟が創った海軍操練所の建物を移築使用しており、今もその一部を残している。校庭からは平清盛が邸を構えた遺構が出たので、雪見御所跡の石碑もある。さらに少し東に行くと交通量の多い有馬街道にぶつかる。北に少し上ると平野祇園神社が鎮座している。平安の昔京の都に蔓延した疫病退散を祈願するため、姫路の広峰神社に祀られている素戔嗚尊を勧請する際に立ち寄られたのが縁で建立されたという。平野の街に戻ってくると近い距離で建つ2体の平清盛像が迎えてくれる。一体は甲冑姿の青年像でもう一体は入道姿である。近在住民の思い入れが感じられる。清盛の弟である平頼盛の山荘があり、福原遷都の際には安徳天皇の行在所があった荒田八幡神社に立ち寄り、2時前にゴールの湊川神社に到着。社頭で解散しJR神戸駅に向かう人、高速神戸駅へ地下に降りる人に別れて帰路に就いた。
好天気で自然と歴史遺産を満喫したウォーキングだったが、帰宅してテレビニュースを見て驚いた。我々が昼食をとっているまさにその時、木曽の御嶽山が噴火を始めたのだ。犠牲者の少なからんことを祈るばかりである。 |
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