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活動報告

(会長:笹間美之 世話人:神野久典)

 

平成27年12月12日(土)

72回例会 明石原人と浜の道コース

執筆者:清水武史

平成27年12月12日() 第72回例会「ウォーキングコース」

山陽江井ヶ島駅→屏風ヶ浦海岸→明石原人腰骨発見地→明石象化石発掘地→長光寺→

密蔵院→明石駅・明石駅近くの「はたごや」で忘年会            行程:約10km

 今年も残す所、半月余りとなった師走の季節ではあるが、この季節にしては暖かさを感じる薄日の射す絶好のウォーキング日和。山陽電車「江井ヶ島」に定刻9時30分、21名のメンバーが集合し、今年最後のウォーキングへ出発~。今日は、播磨灘から明石海峡へと続く古代ロマンとミステリーに満ちた風光明媚な「浜の道」を歩き、忘年会の会場のある明石駅に向かうコースだ。

江井ヶ島の駅を南下すると酒蔵が見える。300年以上の歴史を持つ播磨の大地が育てたおいしい米と六甲山系西端の清らかな水から生み出す極上の地酒がその味を現在まで伝えているとのこと。酒蔵を過ぎるとヤシの木の見える「江井ヶ島海水浴場」となり、播磨灘の浜辺に沿うきれいに整備されたサイクリングロード「浜の道」に出る。淡路島が間近に迫り、遠く見える明石海峡大橋に向け海岸沿いを東へと歩を進める。

この辺り一帯、ロード北側は、10mを越す断崖になっており、その姿から屏風ヶ浦海岸とも呼ばれている。現在は、断崖も削られ、見晴らしの良い住宅地や公園として開発され、このロードも

健康維持、リフレシュを目的とする多くの老若男女で賑わっている。沖合では、一面に海苔網の位置を示すブイが遠くまで連なっている。真冬に向かい収穫も始まっているようで、多くの漁船が波のほとんどない穏やかな海面に浮かび、海苔の刈り取りが行われている。程なくすると「明石原人腰骨発見地」の標識が道横に立っている。昭和6年に崩壊した砂礫層中から化石化した人類の腰骨が発見され、昭和23年に「明石原人」と命名し、現在の所、6~12万年前の近畿地方で最も古い人類の遺跡とされている。さらに歩を進めると「明石象化石発掘地」の標識があり、120180万年前という気の遠くなるような太古の世界で最も古いタイプの象の化石であるとのこと。少し行くと断崖を切り開き高台に連なる「八木遺跡公園」に着き、しばし、休息を取る。

潮の香りと歩いていると少し汗ばむ陽気で海辺の爽やかな風が有難い。淡路を望む播磨灘の絶景を満喫し、更に、東へと歩を進めると程なく、海に向かう高台に天台宗の「長光寺」という奈良時代に行基が開いたといわれる寺院がある。ここを過ぎ、八木川を渡ると、藤江の浦に入る。この辺りも、柿本人麻呂、山辺赤人ら万葉歌人によって歌われた素晴らしい絶景であったそうだが、現在は、海岸浸食の非常に激しい所でもあり、戦後の護岸工事でその光景は少し失われたとのこと。ここら辺になると明石海峡大橋もグーンと近くなり、海辺も広がつてくる。夏には、キャンプ場、海水浴で賑わう松林で囲まれた松江海岸、林崎漁港,更には、明石川河口の「望海公園」という整備された大きな公園へと続く。一帯は、ゴミが非常に少なく、清楚なモラルの高いリゾート地との印象を受けた。少し行くと真言宗大覚寺派護国寺「密蔵院」がある。平安時代の904年創建された寺院で境内には巨大なお地蔵さんがそびえ、東南隅には小さなお堂があり、このお堂の中には、油を掛けてお祈りする珍しい「油掛け地蔵」が祀られている。開運、健康、安産に良いようだ。明石川河口を堤防沿いに北上すると河原に出られる階段があり、川原で明石川、明石市街を背景に本日の全員集合写真をハイパチリ!明石川を横切る「大観橋」を過ぎると、もう明石駅も間近。本日の忘年会会場にバッチリ定刻10分前に到着!

今年も1年、無事過ぎました。来年も健康で歩き回れるように誓い合い乾杯!!

本日の少し汗ばむような陽気と快い疲れで、格別に美味しかったビールの1杯目。

飲み放題なので、後は、話に花を咲かせ、杯を重ね、本当に楽しい時間となりました。

皆さん、お互い来年も元気で暮らそうヨ!!


(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

江井ケ島駅出発 太陽酒造 太陽酒造の酒蔵案内
江井ケ島漁港「浜の散歩道」 江井ケ島・地名の由来 「明石原人」腰骨化石発見地
明石象化石発掘地 明石象化石発掘地案内板 天台宗「長光寺」
松江海岸風景① 松江海岸風景② 明石のいわれ案内板
護国寺 護国寺の地蔵菩薩 護国寺油掛け地蔵
明石川河原にて 忘年会① 忘年会②


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