高砂支部ホームページ
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活動報告
平成28年5月19日(木) | 第77回例会 :六甲山から有馬温泉までの新緑ウォーク | 執筆者:谷口 正和 |
平成28年5月19日(木) 第77回例会「ウォーキングコース」 JR六甲道駅 → (市バス) → 六甲ケーブル下駅 → (ケーブルカー) → 山上駅 → (山上バス) → ガーデンテラス停留所(ウォーキング開始) → ガーデンテラス展望台 → 六甲山頂 → 一軒茶屋 → (魚屋道) → 有馬温泉・かんぽの宿「有馬」前にて解散 → 有馬温泉駅より帰路 |
5月半ばを過ぎ新緑が輝きを増す季節となり、JR六甲道駅前に定刻9時30分に参加者14名全員が集合した。 今回の例会は六甲山から有馬温泉までを歩くもので一昨年に計画したが生憎の雨で催行中止となった。 そのため特に天候を心配していたが最高気温27℃、湿度39%、少し西風の吹く気持ちよい五月晴れに恵まれた。 恒例の会長挨拶とコース説明が終わり、駅前のバス停に並び9時45分の始発に乗る。 バスの乗客は、私達14名と神戸大学の学生でほぼ満員の感じで神戸大学のキャンパスを過ぎるとバスはガラガラの状態となった。 10時6分終点の六甲ケーブル下駅に着き、レトロな造りの駅舎の階段を上がりケーブルカーの切符を各人で買う。 殆どの会員が65歳以上で年齢確認ができれば、590円の運賃が高齢者割引運賃の470円になる。 六甲ケーブルは1932年(昭和7年)開業したもので、当初は中間駅(清水駅)があり、2区間に分かれ乗り継ぎが必要であった。 1938年(昭和13年)には阪神大水害の土石流で清水駅と土橋駅(現在の六甲ケーブル下駅)が流され仮復旧にも1ケ月を要した。 その後いつか分からないが中間駅は間引かれたようである。戦争末期の1944年2月に不要不急線として路線休止したが、 幸い軌道は撤収されず、終戦の1945年8月25日には運航再開している。六甲ケーブルの方式は最も一般的な単線2両交走式で 上りと下りの車両がケーブルでループ状に繋がり、釣り合って運航する方式なので安全で経済的である。 ケーブルカーで新緑の景観を楽しみながら10分後には山上駅に到着、更に山上バスに乗り継ぎガーデンテラスのバス停に10時50分に着いた。 バスを降りたところで、脚力・体力に自信のない8名にウォーキングポールが各1本貸し出され簡単な説明があり各々長さ調整を行った後、 いよいよウォーキングを開始。本日のコースは車を避け、山歩きの人には名高い「六甲全山縦走路」の一部分を山頂まで歩く。 「六甲全山縦走路」は、須磨浦公園から宝塚に至る六甲連山を踏破するルートで全56km、登りを全部足すと3000mで富士山5合目から山頂までの2倍ある。 今回はその内3.6km、標高差200mを上るものだ。ガーデンテラスから極楽茶屋跡までの1.2kmを過ぎた辺りで小休止後、山頂まで2.4kmをさらに進む。 道中は、時折、鶯の声も聞かれ、花言葉「燃える思い」がピッタリの鮮やかな濃いピンクが満開のヤマツツジや薄紫のかんざし状に花を垂らした ヤマフジ(花言葉:優しさ、歓迎)、また可憐な深紅の花が鈴なりのドウダンツツジ(花言葉:上品、節制)などが新緑に映えて美しい。 2回の小休止を挟んで歩き12時15分に山頂に到着した。山頂は熊笹に囲まれた小さな広場になっていて日陰はないが、心地よい風に吹かれランチを楽しんだ後、 六甲山最高峰931mの標識を入れて記念撮影を済ませ下山開始。すぐに宝塚に下りる「六甲全山縦走路」と有馬温泉に下りる「魚屋道」の分岐点となる一軒茶屋に着き、 案内標識を確認して魚屋道を下る。魚屋道は江戸初期から灘と有馬を結ぶ東六甲最古の交通路で明治以後、この六甲越の道を魚屋道と呼ぶようになった。 その由来は、この道を通って運ばれる新鮮な魚介類が有馬温泉にやってくる湯客に喜ばれたからである。 山頂から魚屋道を下り、かんぽの宿「有馬」まで3.6kmである。2.5kmを過ぎた辺りから一人が膝の筋肉痛に見舞われたが、痛み止めの漢方薬の服用と ウォーキングポール1本を2本に増やして対応して、やがて痛みも治まった。途中、休憩と小休止を各1回取り、かんぽの宿「有馬」に14時20分全員無事に到着した。 例会はここで解散となり、各々、温泉に入るなり、温泉街を散策するなどして、神戸電鉄有馬温泉駅から帰路についた。 尚、かんぽの宿「有馬」から有馬温泉駅までは約1kmで、今回の例会でウォーキングした距離は、計8.2kmであった。 因みに筆者は、かんぽの宿「有馬」で入浴後、有馬温泉駅近くのスタンドバーで軽くビールや冷酒などを嗜み気持ちよく帰路についた。 |
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