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平成29年1月19日(木) 第84回例会 :「中山寺・清荒神参拝コース」 執筆者:横山 浩

  平成29年1月19日(木) 第84回例会「ウォーキングコース」
         中山寺(変更スタート)~市杵島姫神社~売布神社(昼食)~清荒神清澄寺(解散)~鉄斎美術館

 新年初の例会(第84回)は、朝晩の冷え込みが厳しい大寒前日の、19日(木)に催された。
  しかしあちこちの厄神で厄除け祭が行われる日だというのに、 スタートからトラブルに見舞われた。  9時半頃に阪急神戸線が、人身事故で運転を止めたのである。 予定集合場所の阪急宝塚線「山本」に向かっていたメンバーは、あちこちで足止めをくうハメになった。 運転再開に時間がかかりそうだったので、大半のメンバーはJRに乗換え尼崎経由で福知山線「中山寺」で降り、コース途中の中山寺に参集した。
30分程遅れたが11時頃に予定参加者17名全員が顔を揃へ、スタートすることができた。

 中山寺は聖徳太子が建立したと言われる西国三十三ヵ所観音霊場第24番札所。本尊は木造十一面観音菩薩立像で、安産の観音様として全国の信仰を集めている。 荒木村重の乱で焼失したが、豊臣秀頼によって再建された。本堂に向かって右に昨年末に完成した五重の塔が、鈍色の空に向かってそびえ立っている。 五重の屋根を支える垂木や肘木が色あざやかな紫色に塗られており、さながら紫色の雲がたなびいているかに見える。 中山寺は真言宗のお寺で、山号が紫雲山だからであろうか?本堂左の朱色に塗られた大願塔と好対照をなしている。 山門から本堂に至る長い参道は朱色の欄干で区切られ、塀際には赤や橙の万両の鉢植えがずらりと並べ置かれていて、参拝客の目を楽しませてくれている。 この鉢植えは季節により、適したものに置換えられているようだ。 話は脇にそれるが、今朝集合場所の山本駅に向かうべく国道176号を歩いていた時、 道路脇の畑に生垣や庭木用の苗木が沢山植栽されているのをしばしば見かけた。ここら辺は植木業が盛んな土地柄のようである。

 もとは中山寺の寺域にありながら、神仏分離で別れたらしい市杵島姫(いちきしまひめ)神社がすぐ西隣にある。 天照大神の神勅による商売と芸能の神として祀られ、鳥居の形は伊勢神宮のそれと似て、下側の横木の貫(ぬき)が柱から突き出ていない形である。 あちこちの神社で鳥居を見て歩いていると、いろんな形があり系統があることに気付く。

 10分程西に歩くと推古天皇時代の創建と伝わる売布(めふ)神社がある。祭神の下照姫神は当地の里人が飢えと寒さで困窮しているのを愁い、 稲を植え麻を紡ぎ布を織ることを教えたので、その後豊かになった里人が祀ったという伝承が残る。売布の売は米(め)にも通じるようである。 パワースポットらしいが人気が少なく静かで、12時もだいぶ回っているのでここで昼食。

 ウォーキングを再開し中国自動車道に沿うように西へ1km程行くと、清荒神への参道に行き当たる。両側には数多くの色々な物を売る店が並び、元気の良い売り声がかかる。 1軒の土産物店のガラスケースに2匹の白蛇が居て、「おもち丸くん(9さい140cm)、ちまき(3さい)いずれも男の子」と説明シールまで貼られていた。 白蛇というと目が赤いものと思っていたが、2匹ともクリクリの黒い目でそのためか可愛くさえ見えた。 参道途中には脇道から来る自動車の駐車場があり、バスや乗用車が多数停まっていた。あちこち覗きながら1.5km程北に歩くと、厄除けの清荒神清澄寺に着く。 893年宇多天皇の勅願で創建され、かまどの神様としても篤い信仰をうけている。 我々のメンバーの中にも毎年家族全員のお札を請けにお詣りするという人も居られた。

 参拝を終わって今日のウォーキング例会はここで散会とし、本堂のすぐ裏に清澄寺の法主が富岡鉄斎の南画等を蒐集展示している「鉄斎美術館」があるので、 興味ある人は見学することになった。メンバーの多くが入館・見学し、阪急「清荒神」に南下して電車に乗った。筆者を含めた4名はそこから西へもう一駅歩き、 途中で「手塚治虫記念館」も見学して「宝塚」から帰路についた。トラブルも含め楽しい例会であった。


(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
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中山寺 大門 中山寺大門 仁王像1 中山寺大門 仁王像2
中山寺大門 獅像 中山寺大門~本堂への参道 中山寺本堂への石段
中山寺 護摩堂、五重塔 中山寺・五重塔 中山寺・大願塔前で集合写真
市杵島姫神社鳥居 市杵島姫神社~売布神社へ 売布神社鳥居
売布神社参道 清荒神鳥居 清荒神参道
清荒神参道土産店の白蛇 清荒神山門前 清荒神山門
清荒神境内 清荒神拝殿 清荒神本堂弘法大師坐像
   
清荒神本堂    

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