平成３０年８月２日(木)　第１０３回例会「ウォーキングコース」
    　山陽電鉄「須磨浦公園」駅 →（ロープウェイ）→ 鉢伏山上駅 → 鉢伏山 → 旗振山・旗振茶屋
    　　→ 「一の谷」分岐路 → 「一の谷」尾根散策道 → 「一の谷」坂落とし見学道 → 安徳亭内裏跡地 → 須磨浦公園東口
    　　　　　　→（国道２号線）→ 須磨海岸・海の家「ＴＥＸＡＳ」（納涼懇親会の会場）　　≪歩行距離 約４ｋｍ≫

　先月末に、これまでに類を見ない経路で東海から九州・沖縄へと駆け抜けた台風１２号が過ぎ去ったばかりの８月２日、 山陽電鉄「須磨浦公園」駅出口１０時集合してロープウェイで鉢伏山上に上る計画だったが、 前もってロープウェイを使わず自力で登ると言っていたＮさんが、３０分前に到着・スタートした。 ロープウェイの１０時始発の便に８名が乗車、次の便に３名が乗車し、鉢伏山上駅出口に１０時２５分頃、 先に歩いて登ったＮさんを含めウォーキング例会の参加者１２名が集合した。

　本日は、ウォーキング後に海の家で納涼懇親会を行うため、歩行距離はグッと短めの４ｋｍ程である。 恒例の挨拶を手短に済ませ１０時半に歩き始めた。まずは鉢伏山の展望台を左手に見て緩やかな道を登り、 暫くして旗振山頂上にある旗振茶屋に着く。生憎、うす曇りの天気で後ろの海景色はクッキリとしないが、 全員で「はいチーズ」と記念撮影。 ここは６年前の第３７回例会で、山陽電鉄「須磨駅」から須磨寺→安徳亭内裏跡地→敦盛塚→須磨浦東部展望台→旗振茶屋→須磨浦西部展望台→「塩屋」駅まで 約１０ｋｍを歩いた時も同じように記念撮影をした。

　旗振茶屋で登り道は終わり、緩やかな下り道が続く。旗振茶屋から５分ほどで一の谷へ下りる分岐路に入ると、 陽射しを遮る木陰に風も通って心地よい尾根の散策道が続く。２０分ほど歩いた頃、急に視界が開け、 左手に急な崖を見ながら降りる坂道と階段が見えてきた。 ここが、所謂、源平合戦の中のひとつ「一の谷の戦い」で源義経を大将とする７０騎が駆け下って「一の谷の逆（サカ）落とし」と謳われた場所である。 「平家物語」によれば、一の谷の断崖絶壁に立った義経は馬２頭を落として、１頭は足を挫いて倒れるが、 もう１頭は無事に駆け下った。義経は「心して下れば馬を損なうことはない。 皆の者、駈け下りよ」と言うや先陣となって駆け下った。　と云う。

　一の谷を抜けると木陰の恩恵がなくなり、うす曇りだった天気が快晴に変わり真夏の陽射しが襲い掛かってくる中を歩き、 安徳亭内裏跡地に着いた。ここも又、上述の第３７回例会で訪れた場所と思いながら暫く休憩する。 小休止の後、団地内を抜け、急こう配のコンクリートの坂道を下り山陽電鉄の高架を潜って須磨浦公園の東口に出て、 国道２号線の歩道を歩く。

　炎天下の舗装路を２０分ほど歩き、予定通り１２時前に須磨海岸の海の家「ＴＥＸＡＳ」に到着した。 「ＴＥＸＡＳ」で待っていたＩさんと合流して総勢１３名となり、 炎天下を歩いてカラカラになった喉をまずは生ビールで乾杯して潤し、バーベキューで飲み放題の納涼懇親会が始まった。 この後は、皆さん恒例の高齢パワー全開で、飲み放題とは言え、１０数杯を飲み干したツワモノ揃いで制限時間ギリギリまでの大宴会となりました。 飲み放題プランに高齢者割引をしてもらった「ＴＥＸＡＳ」さんには、大大感謝の一言です。　 この後は、ビーチ沿いを散歩し、少し目の保養をしてから、各々帰路に着きました。