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ウオーキング同好会

活動報告

(会長:笹間美之 世話人:神野久典)

平成31年3月14日(木) 「第110回例会 :京の観どころをぎゅっと詰めて観梅ウォーク」 執筆者:谷口 正和

  平成31年3月14日(木) 第110回例会「ウォーキングコース」
     スタート: JR京都駅→(塩小路通)→塩小路橋→三十三間堂→京都国立博物館前→東山五条→(大谷本廟)
           →肉弾三勇士の墓碑→清水寺→三年坂→二年坂→高台寺公園(昼食休憩)→石塀小路 →(祇園)
           →八坂神社→円山公園→知恩院前→(華頂道)→(花見小路通)→(若松通)→四条大橋→鴨川散策路
           →仏光寺公園→(木屋町通)→五条大橋、牛若丸・弁慶の石像→(五条通)→堀川五条→(堀川通)
           →佐女牛井(サメガイ)の跡→(西本願寺)→(大宮通)→(京都水族館)、梅小路公園→JR京都駅(解散)
                                               ≪全行程 約12km≫

 お彼岸も近づいて「いよいよ春近し」と思った2日前の暖かさが嘘のような肌寒いうす曇りの中、JR京都線「京都」駅の中央改札出口に参加者20名が集合した。 本日は、初の京都まで足を延ばした例会であり、せっかくの京都の観どころをぎゅっと詰め込んだコースを歩く。

 恒例の会長とコース案内担当の挨拶の後、10時35分、早速歩き始める。 眼前には京都タワービルとその上に聳える京都タワーが迫っている。京都タワーの建設に当たっては当時、いろいろ物議を醸したが、 町家の瓦葺の屋根を波に見立て海のない京都の町を照らす灯台をイメージしたタワーが、京都のシンボルタワーとして定着し、夜間は白い蝋燭のようにも見える。 京都タワーは鉄骨を一切使わないで、円筒型の鋼板を当時最先端のTIG溶接で繋ぎ合わせた モノコック構造である。

 京都タワービルを見ながら駅前のスクランブル交差点を斜めに右折し、塩小路通りをまっすぐ進み塩小路橋を渡る。橋から300m程で左折すると三十三間堂がすぐ左に見え、 右に法住寺が見える道をまっすぐ進むと七条通りに出る。信号を渡って右折し京都国立博物館の前を通り過ぎ、東大路通りに出て左折する。 東大路通りを道なりに進み東山五条で国道一号線(東海道)のガード下を潜り、大谷本廟の門を過ぎて直ぐ斜め右に分岐路がある。 手前の細い方の参道を上る。

 右手に大谷本廟の境内を時々見ながら坂道を250m程登った左手に肉弾三勇士(爆弾三勇士)の墓碑がある。 爆弾三勇士とは1932年(昭和7年)2月22日に第一次上海事変で敵陣を突破・自爆し突撃路を開き英雄と称された、 独立工兵第18大隊(久留米)の江下武二(エシタタケジ)、北川丞(キタガワススム)、作江伊之助(サクエイノスケ)の3名の一等兵で、 肉弾三勇士とも言われた。三勇士の墓碑を後にして、更にどんどん坂道を登る、登るにつれて風も強まり寒さが身に染みる。 寒いなと言い合いながら登っていると、やがて右手に広大な墓地が見えてくる。お彼岸にはまだ少し日があり気温も低いせいか、 お墓参りの人はまばらである。

 坂道を登り切ると、すぐ清水寺の三重の搭が見え境内に入る。 トイレ休憩を兼ね、しばし足を休めた後、奥に三重の搭が見える西門の階段をひな壇にして恒例の記念写真をパチリ。 鐘楼の前を通り、仁王門を潜って松原通りの商店街に出る。ここからは、ごった返す観光客の間をすり抜けねばならず20人の団体歩行は無理で要所、要所で点呼確認が必要だ。 まだ寒い時期なのに浴衣風のレンタル着物姿の女子達は食べながら歩いたり、カップルやグループが自撮り棒でポーズを取って道を塞いだりしているので 注意して歩く。

  松原通りから三年(産寧)坂への入口で20人揃うのを待って階段を下る。ここからは少し混雑が緩和され、階段や坂道を250m程下ったところで右に曲がり二年(二寧)坂に入る。 三年坂、二年坂は伝統的な建物や商店が並ぶ風情ある通りで、古風な物から流行りの物まで気になる商品や店舗に目を引かれる。 全長200m程の二年坂を抜けて12時前に高台寺公園に到着、 待望の昼食休憩を12時25分まで摂った。

 ここからは、公園に沿って南北に伸びる「ねねの道」を横切り、石塀小路(いしべこうじ)に入る。 この道は石畳の狭い路地で両側には町屋が並び町屋の石垣が石塀のように見えるため「石塀小路」と呼ばれている。石畳の一部は廃止された京都市電の敷石が使われているとのこと。 石塀小路を抜け右折して少し歩くと八坂神社が見えてくる。石鳥居と南櫻門を続けて潜り、舞殿の前で右折し円山公園に向かう。 円山公園・ひょうたん池の前で左折し、道なりに進んで知恩院南門を通って神宮道に出る。知恩院三門のスケールに圧倒されながら神宮道を北上し、知恩院黒門前で左折すると華頂道に入る。 華頂道を西進し左側に浄土宗・宗務庁を見て暫くして知恩院古門を潜って直進する。

 花見小路通りから祇園新橋を経て鴨川を渡る四条大橋に出る予定だったが、 知恩院前の信号で左折してしまいルート変更し白川南通から花見小路に出て右折のところを再び間違って左折し、若松通まで花見小路を北進、左折して鴨川左岸を南進して四条大橋に出たため、 距離と時間をロスしてしまった。

 四条大橋を渡ったところで階段を降りて鴨川右岸の河川敷の散策道を下り、仏光寺公園から木屋町通りに出て左折する。 600m程で五条大橋が見える五条通りに出た。五条大橋から少し離れた西側の緑地帯に牛若丸と弁慶の石像がある。 五条大橋は弁慶が都で千本の太刀を奪おうと願をかけ九百九十九本に達したところで牛若丸に出会い、負けた弁慶が家来になったという伝説の橋であるが、 二人の出会いについては、この他に五条天(ゴショウテン)神社と清水寺で戦いを挑んだが 二度とも敗れ家来になったという説もある。

 五条通りを1km程進み、堀川五条で左折し堀川通りに入り、すぐに平安時代から京の名水として知られた佐女牛井(サメガイ)の跡の石碑と案内板を見て、 西本願寺の前を通り、七条堀川で右折、七条通りに入り300m程歩き、大宮七条で左折して200m程で梅小路公園・京都水族館の入口に到着した。 梅小路公園の奥の方まで足を伸ばせば、鉄道博物館や3月16日に開業するJR山陰本線(嵯峨野線)の新駅「梅小路京都西駅」があるが、 時間も押しており今日のところはパスして、公園の梅林を観てから京都駅に向かった。京都駅には予定していた14時半を少し廻った14時36分頃に到着、解散となり、 帰途に着いた。

 尚、筆者を含む一部のメンバーは、オプショナルウォークとして地下鉄を利用して 今年の干支である猪が守り神の足腰の神社で知られる護王神社参拝とすぐ近くの蛤御門から入場できる京都御所へ 天皇陛下御即位30年記念の特別公開の参観に行った。

へのリンク

(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

1.京都駅前出発 2.塩小路通り 3.三十三間堂横
4.三十三間堂 5.京都国立博物館 6.大谷本廟
7.肉弾三勇士の墓碑 8.清水寺参道~三重塔 9.清水寺仁王門
10.清水寺西門前 11.清水寺参道(松原通り) 12.三年(産寧)坂
13.石塀小路 14.八坂神社鳥居 15.八坂神社
16.円山公園・祇園枝垂桜 17.知恩院・三門 18.鴨川河川敷
19.五条通り牛若丸と弁慶石像 20.佐女牛井の跡 21.西本願寺太鼓楼
22.西本願境内 23.梅小路公園案内図7 24.梅小路公園・紅白梅

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