高砂支部ホームページ

リンク先:(下記テーブルに示す箇所をクリックするとクリックしたエリアにリンクすることができます)

  高砂トップページ へ   1.高砂支部だより (支部役員名簿や行事予定、その他連絡事項)
  2.高砂支部同好会活動の内容 (活動予定及び直近の活動報告を記載)
世話人名簿 囲碁・将棋 ウオーキング グラウンド・ゴルフ
ゴルフ ハイキング カラオケ 文化展
  3.ネットワーク便り  (10/6)(各部門内での行事予定【職場OB会】等々の連絡及び実施事項等)
  4.高砂文庫 (寄稿コーナー:近況報告、紀行文、エッセ-、詩、短歌、俳句、ノンフイクション等々)
  5.故郷たより (ふるさと便り:会員が居住する地域社会での出来事や歴史等の紹介)

ウオーキング同好会

活動報告

(会長:笹間美之 世話人:神野久典)

平成31年4月25日(木) 「第111回例会 :野田藤巡り+総会・懇親会」 執筆者:波戸 義雄

  平成31年4月25日(木) 第111回例会「ウォーキングコース」
     スタート: JR・阪神西九条→野田コミュニティセンター→吉野小学校→西野田幼稚園→江成公園(トイレ休憩)
           →恵比寿神社→春日神社(野田藤発祥の地)→ひばり保育園→下福島公園(トイレ休憩)
           →聖天了徳院→総会会場                       ≪全行程 約6km≫

 2日前までの予報では傘マークが付いていたが、当日は曇り空だったものの、雨の心配は無くなっていた。 10時に西九条駅に集合して、静かな場所に移動して会長の挨拶や初参加者の紹介等の後、 20名で平成最後となる例会「野田藤巡りウォーク」を開始した。

 今回訪れた野田藤に関するネット情報をまとめると以下のようになる。

 「野田藤は、蔓が左巻きのヤマフジと区別するために、植物学者の牧野富太郎博士によって命名された蔓が右巻きの藤で、 今から約600年前(南北朝時代)からその美しさで知られ室町幕府二代将軍足利義詮や豊臣秀吉も藤の花見に訪れたと伝えられている。 江戸時代には「吉野の桜」「高雄の紅葉」とともに三大名所と言われ、野田の藤見物が盛んだった。 野田村の「藤之宮」と呼ばれた春日社(玉川2丁目)周辺が、藤の名所であったことは、江戸時代の「摂津名所図会」に「野田藤春日の林中にあり、 昔より紫藤名高くして」と紹介されている。

 明治以降衰え、昭和20年の空襲でほぼ全滅したが、220年前に伊達藩五代藩主伊達村候(ムラトキ)公により野田から持ち帰った藤が、 四国宇和島の天赦園(テンシャエン)に残っており、平成12年に10本の苗木が里帰りした。 この藤が平成23年から開花し始め、その後の再生運動によって、今では区内各所で野田藤を見ることができるようになり、 福島区の「区の花」にもなっており、「牛島の藤」(埼玉県春日部市)・「春日野の藤」(奈良春日大社)と並び 「日本の三大名藤」になっている。

 藤の花を毎年咲かせるのは容易な事ではなく、長年手入れをしていてもなかなか咲かない藤も少なくなく、 中には、去年咲いても今年は咲かないということもある。大阪市福島区では、「のだふじの会」の方が熱心に区内・区外の多くの藤を観察し、 色々と研究して育てている。

 藤のつるをはい上らせ、たくさんの花房(はなぶさ)が垂れ咲くようにした『藤棚』は見応え抜群で、 何とも言えない艶やかさと藤の花がもつ甘い香りに包まれ、 自然と見る人を魅了している。」

 15分程歩いて最初に訪れた野田コミュニティセンターの藤棚は、細い道を歩いていたら、突然左側に見えて来て、 その美しさに皆が驚いていた。集合写真を撮り、最初にこれだけの藤が見られたので、この先が楽しみだと思って歩き始めたら、 直ぐ近くの個人宅の立派な藤は見頃を過ぎていて、吉野小学校の藤棚は半分しか開花しておらず、西野田保育園に至っては開花すらしていなかったので、 上記ネット情報のまとめに記載したように藤を育てるのは難しいものだと思った。

 トイレ休憩を取った江成公園では、開花していたものの花房が短くて、美しさは野田コミュニティセンターほどでは無かった。 次に訪れた恵比寿神社の藤も咲いていなかったが、4年前に訪れた時(写真添付)には咲いていたので、近くにいた人に聞くと、 咲かなくなったので植え替えて、開花するまで、あと数年かかるだろうと言われていた。

 福島区内の住所表示は、大阪市内で唯一藤色になっており、区の藤に対する思い入れがうかがわれた。 次の春日神社は野田藤発祥の地と言われ、昔はこの周辺に藤が咲いていたようである。下福島公園の手前のひばり保育園の藤も見事に咲いていて、 子供たちが藤棚の下で楽しく遊んでいた。

 前日のラジオで見頃を迎えていると放送されていて、本日最も期待していた下福島公園では様々な藤を見ることが出来た。 大木に絡みついた藤、規模の大きな藤棚、目の高さで見られる藤等があり、時間を掛けて楽しむことが出来た。 最後に訪れた聖天了徳院の藤は、野田藤の中では開花が遅いと言われているが、丁度見頃で、 寺の境内にある藤棚として趣の異なる藤を見ることが出来た。

 その後、占いで有名な「売れても占い商店街」を通って、予定通りの12時に総会会場に着くことが出来た。 会長の挨拶の後、昨年度の活動報告や会計及び監査報告、今年度の計画等が審議され、恒例の懇親会が開催され、 大いに盛り上がって楽しい時間を過ごすことが出来た。

 空襲で途絶えた野田藤を四国から持ち帰り、色々な人々の努力で蘇った野田藤は「一度は見るべき野田藤」と言われ、 今回訪れていない阪神野田駅前の藤棚など、他にも多数あるので、 来年も時間を掛けてじっくりと回ってみたいものである。

へのリンク

(下記写真はクリックしますと拡大写真を見ることができます。
また、拡大写真をクリックしますと元の写真に戻ります)

1.計画コース 2.西九条駅から出発 3.野田コミュニティセンターの藤
4.盛りを過ぎた個人宅の藤 5.半分開花の吉野小学校の藤 6.咲いていない西野田幼稚園の藤
7.江成公園の藤 8.咲いていない恵比寿神社の藤 9.四年前の恵比寿神社の藤
10.藤色の住所表示 11.春日神社前の藤 12.ひばり保育園の藤
13.大木に絡みついた下福島公園の藤 14.下福島公園の藤棚 15.下福島公園で集合写真
16.目の高さの下福島公園の藤 17.聖天了徳院の藤 18.売れても占い商店街を歩く
-
19.総会 20.懇親会終了後 -

高砂トップページへ