高砂支部ホームページ
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1.高砂支部だより (支部役員名簿や行事予定、その他連絡事項) | |||||
2.高砂支部同好会活動の内容 (活動予定及び直近の活動報告を記載) | |||||
世話人名簿 | ゴルフ | ウオーキング | グラウンド・ゴルフ | ||
ハイキング | カラオケ | 予備 | 予備 | ||
3.ネットワーク便り (10/6)(各部門内での行事予定【職場OB会】等々の連絡及び実施事項等) | |||||
4.高砂文庫 (寄稿コーナー:近況報告、紀行文、エッセ-、詩、短歌、俳句、ノンフイクション等々) | |||||
5.故郷たより (ふるさと便り:会員が居住する地域社会での出来事や歴史等の紹介) |
ウオーキング同好会 |
活動報告
(会長:笹間美之 世話人:神野久典)
令和元年9月12日(木) | 「第116回例会 : 京街道の"枚方~守口"迄「枚方宿」を歩きます」 | 執筆者:岡田 彰 |
令和元年9月12日(木) 第116回例会「ウォーキングコース」 |
今回のウオ―キングは京街道の枚方から守口まで歩くコースで、第108回例会(京橋―高麗橋)につぐ京街道ウオ―キングであった。 京街道には伏見、淀、枚方、守口の4宿場が設けられていたが、枚方は淀川の大阪八軒家浜と京都伏見を結ぶ三十石船の寄港地として、 また陸上の交通要地として繁栄した。 京阪枚方駅に参加者14名が集合、天気良く気温は高かったが、風が適度に吹いて出だしまずまず快適な条件でウオ―キング開始。 枚方駅からベージュ色に舗装された旧京街道を歩くと、すぐに枚方橋跡碑があり昔は川が流れていて親柱だけが残っている。 黄色のビルの前に文政9年(1826年)の道標が残っていて「右 大坂みち」とある。 信号のある通りを渡ると岡本町公園、公園前の「枚方宿の案内地図」には枚方宿の地図と主な史跡案内が載っている。 この公園先の細い道筋に入ると歴史的な古い建物が多く残っていて、 写真スポットが多く歩行速度が遅くなる。 享保年間から続いている塩熊商店の旧小野邸を「くらわんかギャラリー」として一般公開しているが、 戸を開けると履物が多く置いてあり何か集まりがあるようだったので見学は辞めた。 本陣跡は標識と石碑だけで建屋は全く残っていない。発掘調査をして建屋の配置等は確認出来たようである。 本陣跡のすぐ先に浄土真宗西御坊の浄念寺がある。枚方は浄土真宗と縁が深く真宗の寺が多い。 この寺の先大きく右に曲がって、すぐ左折する枡形になっている。 その近くに江戸時代初期から庄屋と問屋役人を兼ねていた「木南喜右衛門家」の重厚な屋敷が残っている。 現在の建屋は明治期の建築で長い間口と出格子と虫籠窓が連なる伝統的な表屋作り。道を直進すると「鍵屋資料館」がある。 鍵屋は枚方の代表的な船宿で創業は天正年間(安土桃山時代)とのこと。 一般公開(有料)していたが時間が予定よりかなりオーバーのため見学は辞めた。 ここから少し行くと西の見附で枚方宿が終わる。枚方大橋の下を通り抜けるが、途中道路の下に澄んだ水が流れる「水面回廊公園」が見える。 ここは元遊郭のあった所とのこと、少し驚き。大橋を抜けて幹線用水路(淀川から灌漑用水の水を引くため枚方から守口まで続いている。 水路の両側の桜並木は大阪府みどり百選にも選ばれた)の道を歩く。 伊加賀西町西の信号で水路道から別れ、光善寺へ。 ここは浄土真宗本願寺八世の蓮如上人によって開かれた由緒ある寺で、蓮如が一時ここを拠点に教化活動を展開したとのこと。 寺の前の細い道を少しいくと、大きな石碑が立ち「親鸞聖人 蓮如上人 御田地」と刻まれている。 其の奥の丸い平らな石は蓮如上人が腰をかけて説法したといわれる「腰掛石」である。 その細い道をさらに進むと淀川の土手に突き当る。土手を越え河川敷にて昼食、昼食後はひたすらに土手上の道を行く。 途中の「日本書紀に仁徳天皇十一年築造と表示のある説明板」と「茨田(まんだ)堤碑」は見逃した。 淀川新橋を過ぎた土手の石段下に「茨田樋乃跡の石碑」があり樋が復元されて公園のようになっているが、草茫々で全く管理はされていないようだ。 説明板によるとこの樋は淀川から農業用水、生活用水を引いた用水樋門で 明治38年から昭和5年まで使用された。 天気良く風はあったが30℃を越える気温となり、土手上の道約6Km強は日陰が無く、かなり厳しいウオ―キングとなった。 歩行距離約11Km強の鳥飼大橋で参加者の6名は近くの大阪モノレール大日駅へ。残り8名で予定の守口駅に向かう。 淀川の土手を離れ、街中道路の歩道を歩く。守口東高校先の信号で細い道に入り、 守口一里塚を見て、この道が旧京街道であることを確認。 その先に盛泉寺があり、ここは慶長11年(1606年)に教如上人(真宗大谷派の始祖で東本願寺を開いた)が開基した立派な寺である。 すぐ隣に難宗寺があり、開祖は蓮如上人と伝えられている。 ここに樹齢400年の大銀杏の木がある。守口も浄土真宗の盛んな地で、盛泉寺は東の御坊、難宗寺は西の御坊とも呼ばれている。 この二つの寺を抜けると京阪電車の高架が見え、守口駅に着く。今日の歩行距離は約15Kmでした。 完歩した参加者皆さんお疲れ様でした。 |
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