連日の猛暑日が7月中旬から続く中、涼を求めて、標高およそ650mの六甲山上をウォークだ。
今日は、台風7号が関東、東北に接近していたが、コースを外れた関西は、朝からカンカン照りの真夏日。
少し歩行距離を短縮し、こまめな水分補給を心掛け、午前10時に阪急六甲改札口に12名が集合。
神戸市営バスに乗り、六甲ケーブル下へ。
バスは.立っている人も多く、満席。
土曜日で、神戸大学の学生はいないから、ほとんどが、六甲山に行く人ばかり。
家族連れ、若いカップルが多そう。
六甲ケーブルは1932年開業以来、六甲山の玄関口と親しまれ、
ケーブル下駅から高低差493m、距離にして1764mを約10分間の運行で山頂駅に着く。
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1.六甲駅前で出発式 |
2.市バスに乗って六甲ケーブル下へ |
3.六甲ケーブル下駅 |
ケーブルカーからの阪神間の街並み、大阪湾、淡路島、紀伊半島すべてが一望できるダイナミック景観は
まさに圧倒されそう。
高度が上がるにつれ、ひんやりしていくのが肌で感じ取れる。
標高が100m上がるにつき0.6℃の気温差があると一般的に言われる通り、
山頂駅は神戸市街より3~5℃位は気温が低いのだろう。
自然の冷気はクーラーと違い、なんとも言えない爽やかさがある。
山頂駅からはバスに乗り、10分位で記念碑台に着く。
記念碑台は六甲山開発の祖であるイギリス人アーサー・ヘルケス・グルームの碑が建てられている
広い高台のことで、六甲山の魅力や自然を学べ、研修や休息の場としても利用できるようになっている。
展望テラスからは、神戸の市街や神戸空港などが一望でき、
ここで、少し早いが大自然と下界では味わえない冷気を浴びながら、昼食を取った。
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4.ケーブルカーで登る |
5.山頂駅からの眺め |
6.バスで記念碑台駅到着 |
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7.記念碑台に向かう |
8.少し早めの昼食 |
9.六甲山の哺乳動物剥製 |
本日のウォーキングスタート場所だ。さぁ、出発~。
目指すゴールは遠く小さく見えている摩耶山の通信アンテナ塔周辺。
尾根伝いを歩く六甲山の代表的な6~7kmの散策路だ。
記念碑のある高台を降りると六甲山上を通る宝塚と明石を結ぶ県道16号線に出る。
両側に舗装された幅広の歩道があり、六甲迎賓館、大手民間会社の山荘が並ぶところを通り、
15分位で表六甲ドライブウェイ入口の丁子ケ辻。
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10.記念碑台の英人アーサー像 |
11.記念碑台展望テラスにて |
12.丁子ヶ辻先の歩道を歩く |
ここから、自動車道と歩道が分離され、歩道側には木が植えられており日陰が多くなる。
山頂とはいえ、この時期の直射日光は体にきついので歩きやすい。10分位で三国池のバス停に来る。
ここからは県道と六甲山縦走路に分かれ、我々は距離が短く森林の中を通る縦走路の方に入る。
2km程の急な下りで、石や岩がゴロゴロしており、手すりなどない足場の悪い階段も多くかなり疲労する所だ。
しかし、若者、子供達は、我々を追い越し跳ねるように下っていく。うらやましい限り。
この道を下り、やっとの思いで奥摩耶ドライブウェイとの合流地点にたどり着いた時には
皆さん、少しバテバテで小休止。
自然の中で、野外活動や自然体験などさまざまな活動のできる「神戸市立自然の家」、
六甲山の中で最も大きい「穂高湖」が近くに見えるが、更なる疲弊を避けたいので、素通りしてPASS。
ここから、杣谷峠(そまたにとうげ)を通り、摩耶山天上寺に向かう。
摩耶山天上寺は、奈良時代に幸徳天皇の勅願により、インドの法道仙人により開創された真言宗の由緒ある古刹。
釈迦の生母で女人守護の仏でもある摩耶夫人が祀られ安産、子授け、子育ての守護仏として広く信仰されている。
周辺一帯の「摩耶」の称号はこの女人の名前から由来しているとの事。
ドライブウェイを15分ほど歩くと、摩耶天上寺のバス停に来る。山門が見える。
その奥には、350段のすごい石段が急な角度で伸びている。
境内からの展望は素晴らしいようだが、
ここでも、これ以上の疲労、体力消耗は健康によくないとのことで全員一致で境内に登るのを断念。
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13.三国池バス停で休憩 |
14.縦走路の急坂を下る |
15.天上寺山門前で階段登りを断念 |
10分ほどドライブウェイのゆるやかな登りを歩けば、広い高台に出る。
本日のウォーキングのゴール地点の「摩耶掬星台(キクセイダイ)」。
摩耶掬星台の名は、「手を伸ばせば星が掬(スク)えるよう」と言われるほど星空が美しいことに由来。
ここからの夜景は「日本三大夜景」に挙げられ、「1000万ドル夜景」として親しまれている。
広々とした山頂の高台から見渡せる展望は、これまでの疲れを忘れるほど素晴らしい。
摩耶掬星台(キクセイダイ)と神戸市街とは「摩耶ビューライン」として、
ロープウェーとケーブルカーで結ばれている。
ケーブルは、1925年開業、ロープウェーは1955年開業と歴史も古く、
ロープウェーは「摩耶空中散歩」と称され、摩耶山の雄大な自然を満喫できるものである。
虹の駅でロープウェーからケーブルに乗り換え。
高度が下がるとともに涼気はなくなり、蒸し暑い猛暑の中へ入っていくのが感じられる。
ロープウェーの収容人数が小さく分かれての乗車になり、ケーブル下で自然解散ということになった。 |
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16.山頂手前にて |
17.摩耶掬星台にて |
18.展望台にて |
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19.展望台から大阪方面を望む |
20.ロープウェイで下る |
21.ケーブル下駅で解散 |
六甲山上の散策で自然の冷気は快適だったが、
照りつける真夏の日差しに体力の消耗、疲労もさすが大きかった。
山上からの展望は素晴らしかったが、観光スポットはほとんどPASS。
熱中症などトラブルもなく無事全員下山できたのがなにより。疲れたが、思い出に残る1日でした。 |