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活動報告

(会長:末岡義孝 世話人:神野久典)

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令和6年10月12日(土)  「第141回例会:
  神戸ウォーターフロント & 震災を忘れないウォーク」
執筆者:波戸 義雄

    令和6年10月12日(土)[ ウォーキングコース ]
      JR灘駅 → (ミュージアムロード) → オブジェ:ピースクラッカー → 県立美術館 → (ハーバーウォーク)
         → サン・シスター像 → 人と防災未来センター → 神戸震災復興記念公園(みなとのもり公園)
         → 昼食休憩(トイレ) → 神戸税関 → 日本で一番短い国道(174号線) → 震災で壊れた橋脚と支承
         → 東遊園地(慰霊と復興のモニュメント・1.17希望の灯り・マリーナ像等) → 神戸市役所展望ロビー
         → 三宮駅(ゴール)                       ≪全行程 約6km≫

     9月は猛暑が続いてどうなるか心配だったが、10月に入ってから朝夕の気温が下がり、
    当日も30℃近くの気温になったが、乾いた風が吹いていて歩きやすくなっていた。
     JR灘駅に16名が集合して出発式の後、神戸市立王子動物園から続いているミュージアムロードを歩いた。
    この道は兵庫県立美術館までの南北約1.2kmの道の愛称で、周辺には神戸文学館・横尾忠則現代美術館・
    兵庫県立原田の森ギャラリー・BBプラザ美術館など多くの文化施設が集まっている。
     個別に見学は出来なかったが道の両側には多数のオブジェが並んでいて、
    しばらく歩くと道の真ん中にかなり目立つ「ピース・クラッカー」というオブジェが有った。
    2014年設置で、高さ4m、長さ8mのサヤエンドウのような形をしていて、
    「さやえんどう怪獣」とも呼ばれている。
     直ぐ先に県立美術館が有り、安藤忠雄氏設計により2002年に開館した西日本最大級の美術館で、
    屋上の「美かえる」は、海に近くて強い風にさらされているためか、以前のものが痛んだため3代目である。

1. ウォーキングマップ 2. JR灘駅から出発 3. ピースクラッカー像 4. 美術館と美かえる

     海を眺めながらウォーキングとジョギングを楽しめる、ハーバーウォークに出て直ぐの美術館の裏に、
    2015年設置の未来の希望の象徴である「輝く太陽」を持った高さ約6mの少女像「サン・シスター像」があり、
    集合写真を撮った。
     しばらく歩くと、阪神・淡路大震災から得た貴重な教訓を世界共有の財産として
    後世に継承することなどを目的に2002年設立された「人と防災未来センター」があり、
    毎年1月17日〈コロナ禍で2021~2023年中止〉に行われている追悼行事、交流広場、
    消防艇による海上での放水イベント等の説明に加えて、今年は残念ながら能登半島地震の影響で、
    再開予定されていた自衛隊のカレーライス炊き出しが無かったことなどを説明した。
     そこから生田川河口までの間はウッドデッキなどが有って気持ち良く歩け、
    ジョギングしている人たちを見ながら、我々はゆっくりと歩いて対岸の高速道路の橋を眺め、
    海中にいた沢山の魚を見ながら歩いた。

5. 海に出る 6. サン・シスター像にて 7. 人と防災未来センター
(左2棟)
8. 海辺を歩く

     生田川を越えて道路を渡り、神戸震災復興記念公園(みなとの森公園)に入った。
     見晴らしの良い芝生広場や1周約460mのジョギングコースを中心に、
    スポーツやレクリエーションを楽しむエリア、防災施設、緑あふれる森が広がった公園で、
    かつて「JR貨物神戸港駅」があった場所である。
     その歴史を伝えるモニュメントが設置され、その時計は阪神・淡路大震災の発生時刻5時46分を指していた。
    ここで昼食休憩としたが、木陰の場所はスポーツなどをしていた人たちでいっぱいだったので、
    道路やポートライナーの高架下の日陰で食べた。
     食べ終えて公園をバックに集合写真を撮り、直ぐ近くの神戸税関に行った。

9. 貨物神戸港駅跡 10. 日陰で昼食 11. 午後のスタート 12. 神戸税関

     ここは兵庫県と中国地方(山口県を除く)、四国地方を管轄する税関で、広報展示室が設置されていて、
    今年4月から土日の見学も出来るようになった。
     税関の役割や歴史を紹介したパネルなどが展示されていて、
    ブランド品のホンモノとニセモノを見分ける鑑定や金属探知機を使った武器の発見などで楽しく見学できた。
     税関を出て南側直ぐに、全長187.1mの日本で一番短い国道174号線があり、
    指定当初は現在の5倍ほどの長さがあって最短では無かったが、
    国道2号のバイパスが神戸港側に並行して開通したため短くなって最短となった。
    通常国道の端から端まで歩くことはないが、ここでは数分で歩くことが出来た。
     終点で国道2号線に出て西に少し歩くと、
    阪神淡路大震災で破損した橋脚と支承(橋の上部構造と下部構造の間に設置する部材)が置かれており、
    大地震の凄まじさを見ることが出来た。

13. 展示室見学 14. にせものはどれだ 15. 日本一短い国道 16. 破損した橋脚

     元に戻って歩道橋を渡り、
    カフェダイニングや屋外図書館などで最近リニューアルオープンした「東遊園地」に行った。
    ここでは、大震災に関連する施設として、
    犠牲者の慰霊と市民への励ましなどを目的とした「慰霊と復興のモニュメント」、
    奪われたすべての命と、生かされた私たちの思いが凝縮された「1.17希望の灯り」、
    倒壊したが復元されて黄金の輝きを取り戻して、持っていた時計が5時46分を示す「マリーナ像」などを
    見て回った。

17. 遊園地入口から
 市役所を望む
18. 慰霊と復興の
   モニュメント内部
19.  1.17希望の灯り 20. マリーナ像

     最後に神戸市役所24階の展望ロビーに行った。5年前にも別の目的で来たことが有ったが、
    新しくなった東遊園地などを眺めると共に、
    今年の1月17日に登った時の写真を見せて、現場での竹灯篭を見ただけでは分かりにくかったが、
    展望ロビーでは「ともに 1.17」の文字がはっきり分かったと説明した。
     市役所から出て、JRや私鉄の駅など別々の方向に行くために解散となった。

21. 展望ロビーから
   海側を望む
22. 参考今年の1.17 23. 山側を望む 24. 市役所前で解散

    ※ 添付の写真集では、
     サン・シスター像での集合写真撮影のタイマー設定時に、間違えて画像の縦横比の設定変更を行って、
     以降横長の写真になってしまいました。


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