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1.高砂支部だより(支部役員名簿や行事予定、その他連絡事項) | |||||
2.高砂支部同好会活動の内容(活動予定及び直近の活動報告を記載) | |||||
世話人名簿 | 囲碁・将棋 | ウオーキング | グラウンド・ゴルフ | ||
ゴルフ | ハイキング | カラオケ | 文化展 | ||
3.ネットワーク便り (各部門内での行事予定【職場OB会】等々の連絡及び実施事項等) | |||||
4.高砂文庫(寄稿コーナー:近況報告、紀行文、エッセ-、詩、短歌、俳句、ノンフイクション等々) | |||||
5.故郷たより(ふるさと便り:会員が居住する地域社会での出来事や歴史等の紹介) |
高砂文庫(投稿欄)
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観光地を訪れるたびに、案内とか解説の説明板の内容が、簡潔かつ分かりやすく纏められて書かれていることに感服させられる。 さて、今回散策する今井町は寺内町ということであるが、寺内町(じないちょう、じないまち)とは、室町時代に浄土真宗などの仏教寺院、道場(御坊)を中心に形成された自治集落のことで、濠や土塁で囲まれるなど防御的性格を持ち、信者、商工業者などで形成された町のことである。 今回訪れた今井町も、やはり室町時代に形成された浄土真宗派の称念寺を中心とした寺内町で完全な城塞都市であり、江戸時代初期には、概略で東西600m、南北310m、周囲には環濠土居を築いた戸数1100 軒、人口約4,000数百人を擁する財力豊かな町であった。町割は西、南、東、北、新、今の六町に分かれ、9つの門からは木橋を通って濠を渡り、外部の道路と連結している。内部の道路で見通しのきくものはなく、ほとんどが一度屈折させてある。これは、敵の侵入に備えて、その遠見、見通し、弓矢・鉄砲の射通しを不可能にしたものであった。これらは当初、軍事目的のためにつくられたものであるが、江戸時代中頃は富裕な商人の生命、財産等を外部から守るというものに変貌した。 |
昔からの建造物が約500棟、重要文化財8棟、県文化財2棟が、ほぼ16世紀とほとんど変わらず残されている。こんな立派な町並みがよく保存されていたものと思う。しかも非常に手入れも行きとどいており、今も、そこにたくさんの一般の人が居住されているのも魅力の一つである。 |
称念寺山門(談山神社から移築) | 明治天皇駐蹕之処の碑 | 今井町まちなみ交流センター「華甍」 |
今井御坊と呼ばれた称念寺は浄土真宗派の寺院で、本堂は修復中のためテントで覆われみることができなかった。浄土真宗派の寺院で本山の本願寺以外で、国の重要文化財として指定されているのは、この本堂だけであり、工事中で何も見られなかったことはとても残念であった。 |