開催場所と回数 | 四ツ谷クラブ、Zoom配信 年4回 |
会員登録数 | 24名 |
世話役 | 中村 敏雄、 水口 寿則 |
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記 1. 日 時:令和7年2月20日(木) 15:00~17:30 2. 場 所:四ツ谷クラブ 3階 大会議室 3. 発表者:三瓶 幸司 氏 4. 演 題:仮題 「日本の仏教の歴史PART1」 5. その他:Zoom配信及び終了後の懇親会も予定しています。 以上 世話役 中村 敏雄、水口 寿則 |
令和6年第5回東京トーク会開催報告
東京トーク会を11月21日(木)15:00~17:30 四ツ谷クラブ大会議室で開催しました。 講演者は 吉田 洋一 氏です。 演題は 「天照大神の謎を解く」。 当日残念ながらトラブルでZoom配信と会場スクリーン映写が出来ず、特にZoom参加の方々には申し訳ない結果となりました。 一方、会場はスクリーン映写はなくとも吉田氏の興味の尽きないトークに話題沸騰、更に終了後の忘年会を兼ねた懇親会は四ツ谷クラブで用意したお酒が全て無くなるほど盛り上がりました。 尚、その時ご覧頂けなかった資料を添付しています。 吉田さん、発表原稿はここをクリックして下さい。 参加者は次の通りです(敬称略)。 会場参加(12名):青野 光雄、川上 厚、金井 文昭、斎藤 直人、 三瓶 幸司、鈴木 茂、鈴木 俊弘、多久 信雄、中村 敏雄、 原田 浩、水口 寿則、吉田 洋一 Zoom参加(3名):泉名 政信、伊藤 良一(本社)、増井 修 感想文を斎藤 直人 氏より頂きました。 次回は来年2月20日(木)に四ツ谷クラブで開催します。 発表者は三瓶 幸司 氏で演題(仮題)は「日本の仏教の歴史PART1」です。 ご期待下さい。 トーク会世話役 中村 敏雄 |
トーク会議感想文 2024.11.25 題目『天照大神の謎を解く』 吉田さんの古代の謎解明はいよいよ佳境に入ってきた。 今回のテーマも非常に興味深く拝聴した。 実はかつてある歴史本で同じような趣旨の内容に出会っていた。 それは壬申の乱は天智系と天武系の戦いであり、天武天皇は天智を暗殺、大友皇子を滅ぼしたという。 しかしこの戦いはそれでは終わらなかった。 持統天皇(天智の娘)が始祖となることによって、天智王朝は母系の形で復活したのである。 藤原不比等はその意図を察してそれをサポートすることにより藤原氏の政権内での地位を確立しようとしたのである。 まさに、彼の父である鎌足を髣髴とさせる行動である。 この話を下書きにすると、吉田さんの論旨である、天照大神に比定した持統を祖とする万世一系の体制構築のため、日本書紀を改ざんして「天子降臨」ではなく「天孫降臨」を正当化してまで持統・不比等が執念を燃やして行ったことに合点がいくのである。 まさに持統の執念を利用した藤原不比等は父親譲りの希代の政治家であったのだ。 私の読んだ本では、天武は天智の弟ではなく謎の人物であり、政権簒奪のため天智を暗殺したこと。大友皇子の『弘文天皇』襲名を認めず、これを殺いたこと等、古代の天皇制確立への謎はまだまだ続いている。 卑弥呼の謎解明への吉田さんの筆致に期待したいものである。 斎藤直人 |
令和6年第4回東京トーク会開催報告 東京トーク会を 9月12日(木)15:00~17:30 四ツ谷クラブ大会議室(Zoom配信)で開催しました。 講演者は 青野 光雄 氏です。 演題は 「明日香今昔(日本のあけぼの最終版)」。 終了後の懇親会はいつもながらの大宴会で、大いに盛り上がりました。 参加者は次の通りです(敬称略)。 会場参加(9名):青野 光雄、川上 厚、金井 文昭、斎藤 直人、 三瓶 幸司、鈴木 茂、中村 敏雄、水口 寿則、吉田 洋一 Zoom参加(2名):泉名 政信、伊藤 良一(本社) 感想文を水口 寿則 氏より頂きました。 次回は11月21日(木)に四ツ谷クラブで開催します。 発表者は吉田 洋一 氏で演題(仮題)は 「天照大神の謎を解く」です。 ご期待下さい。 (トーク会世話役 中村敏雄 記) |
トーク会は、自分が知らないことを教えて頂ける貴重な場で、楽しみな機会です。 今日は、青野光雄さんの「日本のあけぼの中臣鎌足・藤原不比等」のお話を伺った。 飛鳥時代から奈良時代にかけてのお話であった。 今回のお話で 興味を覚えたお話しを何点か列挙してみます。 遣隋使を派遣することにより、当時の最新国 中国から、中央集権国家の重要性を学んだ。 その後、日本は天皇を中心とした中央集権国家体制の構築に向かうこととなる。遣隋使が天皇制のキーワードだった。 現在の法令・官僚政治の基礎を作ったのが藤原不比等である。官僚政治の清濁はよく議論されているところである。 現在の姓名の「佐藤、斎藤、後藤等」藤が付く姓名は、摂関政治で有名な藤原一族由来の姓である、とのこと。 歴史を感じさせる面白い事実である。 青野さんのお話で、特に面白いと感じたお話し。 米国大統領として初めて日本を訪問されたのがフォード大統領でありましたが、フォード大統領が昭和天皇と初めて謁見された際、フォード大統領の足が小刻みに震えていた、とのエピソードがあるとのこと。 見るからに貧弱な風貌、体形の昭和天皇に対し、大男のフォード大統領が震えていたと言うのである。 日本及び天皇家の歴史の重みに畏敬の念を持ったことがその原因であったようだ。 歴史とは目に見えないが、自分たちの体に染み込んだ、日本人の誇りの一つであろう。 青野さん、今日は貴重なお話し、ありがとうございました。 |
東京トーク会を6月20日(木)15:00~17:30 四ツ谷クラブ大会議室(Zoom配信)で開催しました。 講演者は 金井 文昭 氏です。 演題は「Liposorberの申し子ミックインタナショナル」 (副題: 医療機器業界、ミックインタナショナルはどこに向かっているか)で、 氏の現在に通じる現役時代の実体験を語って頂きました。 終了後の懇親会はいつもながらの大宴会で、大いに盛り上がりました。 参加者は次の通りです(敬称略)。 会場参加(9名):金井 文昭、斎藤 直人、鈴木 俊弘、多久 信雄、轟 庸蔵 中村 敏雄、原田 浩、水口 寿則、吉田 洋一 Zoom参加(5名):青野 光雄 、泉名 政信、伊藤 良一(本社)、 上崎 勇一(本社)、増井修 感想文を鈴木俊弘氏より頂きました。 次回は会場の都合もあり9月12日(木)に開催します。 発表者は青野光雄氏で 演題(仮題)は「明日香今昔(日本のあけぼの最終板)」です。 ご期待下さい。 (トーク会世話役 中村敏雄 記) |
リポソーバー(悪玉コレステロールを選択的に吸着する血液浄化システム)は1990年にFDAに承認申請され、八年間もの長い苦闘の末、1996年に承認された製品です。「医療機器」という言葉がまだ聞きなれない日本にあって、化学会社のひとつに過ぎなかったカネカが医療機器で日本初のFDA承認を得たことは画期的な快挙であったと思います。 FDA承認事業(多大な財と時間を要した業務だったため本感想文では「事業」と表現します)にカネカは医薬品事業で得られていた大きな利益と全国から採用した生化学分野の研究技術者を惜しげもなく注入するという、まさに、カネカにとっては社運をかけて「ヒト モノ カネ」を集中した大イベントだったと思います。 今回のトーク会でFDA承認事業のチームに加わっていた金井さんから当時のナマの話を聞くことが出来ました。 当時、一緒に活躍していた上崎さんもリモートで参加され、ネット画面上でお二人の事実確認のやり取りもあり、大変興味深い、迫力のある発表会だったと思います。 その後、リポソーバーは日米欧(欧州承認は1993年)で事業展開されましたが、ダウコーニング社からM&Aしたカネカメデックス社を基に設立された医療器事業部の一製品となり、現在もグローバルに事業展開しています。 その医療器事業部は、リクセル(透析治療時に使われる血液浄化機器)、EDコイル(脳動脈瘤塞栓コイル)、血管内治療カテーテル製品などのユニークな医療機器を次々と事業化しカネカを支える一大事業となっていることはご承知の通りです。 一方、発表者の金井さんはリポソーバーの承認申請の経験を活かして、医療機器ベンチャー企業のFDA承認申請を支援する会社(ミックインターナショナル(株))の責任者として活躍されています。 発表の中では日本発のAI を活用した医療機器や再生医療分野での医療機器の開発を支援したいという大きな夢も語っておられました。 個人的には、日本を、再び世界と戦える魅力ある国に変革する可能性をもっているのは医療機器の研究開発とその事業化だと思います。 今こそ、官民一体となって世界をリードする医療機器産業の育成を図るべき時だと思っています。 金井さんがその一翼を担って活躍し、自らの夢を実現されることを切に願っています。 |
令和6年第2回東京トーク会 開催報告 東京トーク会を 4月18日(木)15:00~17:30 四ツ谷クラブ大会議室(Zoom配信)で開催しました。 講演者は吉田 洋一 氏です。 「記紀と天照の謎」をテーマに謎の4世紀の解明に繋がる天照の謎解きを 語って頂きました。 しかしながら発掘された古代文献、古代遺物の無い4世紀は まだまだ深い闇の中にあり、さらに研究・推論を進めて年内に 再チャレンジして頂くことになりました。 終了後の懇親会はいつもながらの大宴会で、大いに盛り上がりました。 参加者は次の通りです(敬称略)。 会場参加(10名):青野 光雄、金井 文昭、川上 厚、斎藤 直人、三瓶 幸司 鈴木 俊弘、多久 信雄、中村 敏雄、原田 浩、吉田 洋一 Zoom参加(3名):泉名 政信、伊藤 良一、上崎 勇一 感想文を金井 文昭氏より頂きました。 トーク会登録者以外のご参加も歓迎します。 (トーク会世話役 中村敏雄記) |
ひさしぶりに古代ロマンにひたりました。 10年位前までは暇になると古墳巡りをして纏向遺跡や大和路を歩き、古代人がどうしてこんなところにこんな大きな古墳を作ったのか思いにふけっていました。 吉田さんの力強い発表にはいつも元気をもらいます。 最近NHKで古代大和朝廷誕生の特集があって3世紀の卑弥呼から5世紀和の五王の時代までに大和朝廷がどのようにできたか面白く編集されていて、それと重ね合わせて聞いていました。 それにしても4世紀はすっと飛ばされて謎は深いですね。 中国の歴史書に出てこないというのはあまり騒乱もなく、平和な時代だったような気もします。 この謎の4世紀について吉田さんは次回テーマで行うとのことで今から楽しみにしています。 天照大御神が女性であるのに何故天皇は男系なのかについて疑問が出て、その後の反省会でも多いにもりあがりました。 私はどちらでも良いというか、どちらでも良いと改めることが男女平等社会の突破口になるような気がしています。 何れにしても、トーク会の楽しみは反省会で大きな声で議論することで脳の活性化につながる気がします。 みんな元気で語りあいましょう! |
令和6年第1回東京トーク開催報告 東京トーク会を、2月22日(木)15:00~17:30 四ツ谷クラブ大会議室(Zoom配信)で 開催しました。 講演者は、斎藤 直人 氏です。 「三井財閥」をテーマにカネカにも繋がるその系譜をボランティア活動で鍛えたトーク力で語って頂きました。 終了後の懇親会はいつもながらの大宴会で、大いに楽しい時間を過ごしました。 参加者は次の通りです(敬称略)。 会場参加(10名):青野 光雄、 池永 温、 金井 文昭、 川上 厚、 斎藤 直人、 多久 信雄、 轟 庸蔵、 中村 敏雄、 原田 浩、 水口 寿則 Zoom参加(5名):伊藤 良一、 上崎 勇一、 鈴木 俊弘、 水野 雄之 感想文を、多久 信雄 氏より頂きました。 次回東京トーク会は、4月18日(木) 四ツ谷クラブ(Zoom配信) 15:00~17:30 (意見交換会含む) で開催します。 発表者は、吉田 洋一 氏で、演題は 「記紀と天照謎の謎」 です。 終了後は懇親会を行います。 近づきましたら世話役より案内メールを送ります。 トーク会登録者以外のご参加も歓迎します。 (トーク会世話役:中村敏雄 記) |
24年2月 鐘華会 東京支部 トーク会雑感 講師: 斎藤氏 テーマ: 三井財閥 斎藤さんは 現在 お住まいの大磯でガイドをされているとの由。 大磯には城山公園があり、その地に旧三井家10代目当主高棟が建てた 城山荘が嘗てあり、 その縁で 三井財閥の歴史に興味を抱き 昨年 9カ月に渡り資料、文献を渉猟し、纏めた結果を披歴されました。 講演の初段で斎藤さんが 三井家中興の祖は 「三野村利左衛門」とされていると紹介されました。 自転車仲間で小生の連れ合い共々親しくさせていただいているなかに 同性の方がおられます。 故あって彼の菩提寺に 彼含め 近しい仲間と 年1回詣でています。 そのお墓は 世田谷の浄光寺にあります。 同家の墓は「三野村利左衛門」の立派な墓所のすぐ傍にあります。 今まで 彼が 「利左衛門」の直系と聞いていてもピンとこなかったのですが、斎藤氏の講演を聴講し、「三野村利左衛門」が 大きなインパクトを持ち 迫ってきました。 過去は人によって繋がれていることを実感した次第。 「三野村利左衛門」は 三井家外から徴用され、幕末から明治初期にかけ 三井家の大番頭として 活躍し、三井銀行、旧三井物産を創立した人物なんですね。 派閥、閨閥、学閥、財閥と 閥の語感は 良くないのですが、良くも悪くも 三井財閥は 300年の歴史を持ち、三菱、住友、安田と共に 日本の経済を担って来た人の有機体。 又 我々を育ててくれたカネカは 鐘紡の化学部門を引き継いだ会社。 その鐘紡は ‘88年(明治21年)に三井銀行からの大幅な資金導入を得、前身である東京綿商社が 発展的解消がされた経緯から 三井財閥の傍系とされていますね。 その後 東洋一の紡績会社となりました。 因みに 小生の義理の父親は その全盛期の紡績工場長の 息子で女工さんのマスコットとして育ったとの事。 三井広報委員会によれば 三井の精神は “自由闊達な風土の中で 人を育て 豊かにする”との由。 まさに 小生が在籍していた時代は その精神が カネカに色濃く 息づいていたなと思った次第。 その風土、人がおられたから 今の自分があり、感謝です。 |
東京トーク会を11月16日(木)15:00~17:30 四ツ谷クラブ大会議室(Zoom配信)で開催しました。 |
トーク会 三瓶幸司氏の「日本神道と神仏習合」を拝聴して 鈴木 茂 |
「日本神道と神仏習合」を拝聴して、まずはこのテーマを取り上げた発表者に敬意を表したい。 |
東京トーク会を9月21日(木)15:00~17:30四ツ谷クラブ大会議室(Zoom配信)で開催しました。 今回も二度目とは言え不慣れなZoom発表に再挑戦され、「外圧と内戦に辿られた日本史」をテーマに独自の切り口で2000年に亘る日本の歴史を訥々とした鈴木節で語られました。大きなテーマではありましたが、氏のトークに刺激を受け終了後の懇親会でも大いにトークが盛り上がり楽しい宴となりました。 参加者は次の通りです(敬称略)。 ① 会場参加:青野 光雄、金井 文昭、川上 厚、斎藤 直人、鈴木 茂、鈴木 俊弘、 中村 敏雄、原田 浩、水口 寿則、吉田 洋一 ② Zoom参加:泉名 政信、伊藤 良一(本社)、上崎 勇一(本社)、増井 修、水野 雄之 感想文を川上厚氏より頂きました。 次回は11月16日(木)で同時間に開催します。講演者は三瓶幸司氏です。 トーク会世話役 中村 敏雄 |
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トーク会 鈴木茂さん 『外圧と内戦に辿られた日本史」を拝聴して |
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9月21日四ツ谷の会場に10名、Zoomでの参加5人で東京トーク会が開催されました。 今回発表の鈴木茂さんは過去、日本史の歴史として戦国時代・太平洋戦争時代を発表されており、今回はどの時代にスポットをあてられた内容かと興味深々で参加しました。講演が始まると2000年余りを2時間で説明されるスタイルであることがわかりました。古事記の時代よりはじまり、鎌倉幕府成立までに 1時間が経過、おいおいこの調子なら夜中までかかるのではと案じましたが、さすがに鈴木さんは17時すぎにはぴったり昭和まで話を終えられました。よくよく考えてみると室町幕府の前半、江戸時代、明治から昭和までの約500年は内戦がない時代、かつ外圧も鎖国でなかった時代でした。私にとってこの2時間は日本史のおさらいをさせて頂き、再認識することも多々ありました。 終了後はZoomでご参加の泉名さんから「これだけ内戦があった中で万世一系の天皇制が続いているのは何故か・」という質問がありましたが、あまりにも問題が大きすぎ、かつ時間もないため今後の機会となりました。しかしまことに時節を得たご質問でした。 現地参加者による懇親会では鈴木俊さんより、「現在の日本にとっての外圧と内戦は何か」という提題があり、各自より、少子化・AI拡大・防衛費・中国の脅威等様々な意見が飛び出し大いに盛り上がりました。これも鈴木茂さんの日本史への新しい視点での切り込みのお陰でした。ありがとうございました。 |
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東京トーク会を6月15日(木)15:00〜17:30四ツ谷クラブ大会議室(Zoom配信)で開催しました。講演は吉田 洋一 氏の「邪馬台国論争の新潮流」で、終了後は久方ぶりに四ツ谷クラブで懇親会も行い、共に大いに盛り上がりました。 |
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トーク会 吉田洋一さん 『邪馬台国論争の新潮流」の感想 原田浩 | |
6月15日(木)、久しぶりにトーク会に出席した。発表者は吉田洋一さん、演題は首記の通り、「邪馬台国論争の新潮流」、場所はカネカ四谷クラブの3階大会議室。飲み友達の吉田さんのお話を聞けるのが嬉しいとともに、今や懐かしい四谷クラブでの旧友たちとの出会い、さらに講演終了後の懇親会も楽しみであった。
さりながら、また当然ながら、最も興味を惹かれたのはこの日の演題、「邪馬台国の論争」である。本来歴史にはあまり興味はないのだけれど、最近の新聞やらテレビやらで報じられてる、吉野ヶ里遺跡の発掘と、それに伴う邪馬台国の場所の明確化、さらには女王卑弥呼の挙動などなどにはかなり気を惹かれ、関連する新聞記事などは熟読する毎日を過ごしていたので、この日の情報で少しでも女王卑弥呼の正体が判れば嬉しいな、と思いながら久し振りに四谷の鈴伝の前を横切って四谷クラブに到着した。 当日現地に集まったのは、発表者の吉田さんを始めとして合計9人。それにZOOM参加の数名も加わって、賑やかさを増していた。吉田さんの講演は例によってなかなか達者。内容の詳細は多分この原稿の後に添付されるであろう、当日の吉田さんのレジメ文をご覧いただきたいが、普段歴史にはほとんど関心を持たない筆者にとっては初めて知る内容が殆どで、興味が湧き、いろいろ考えさせられ、楽しかった。 興味の第一は、邪馬台国が九州にあったのか畿内にあったのかの論争であるが、現時点では畿内説が有力なるも決め手はまだない、というのが「吉田説」らしい。「決め手はまだない」というのは知っていたけれど、その具体的中身をよく教えて貰って嬉しかった。 ま、それは兎も角、このトーク会でのもう一つの期待は、講演終了後の懇親会である。コロナ以降初の、四谷クラブでの懇親会、2階のいつもの大部屋で、昔ながらのビールやら日本酒やらとコース料理を楽しみながら、それぞれの談話が繰り広げられた。今日のトーク会の中身の議論はもとより、これからの日本のあるべき姿やら自らの今後の人生の歩みぶりなどなど、談論風発が続き、あっという間に時間終了、いつもながらの充実した懇親会だった。また次回を楽しみにして暫しの別れを告げた。 楽しい、充実したスピーチを聞かせてくれた吉田洋一さんに、心から敬意を表します。 |
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トーク会 講師 斎藤 直人さん 『伊藤博文 何をめざしたのか』の感想 三瓶 幸司 「伊藤博文は何をやった人でしょうか?」との、講師の問い掛けから、今回のトーク会が始まった。 そう言えば、何をした人だっけ?言われてみれば、名前は良く知っているし、明治期の歴史小説を読めば度々名前が出て 知っていることと言ったら、長州の下級氏族の出で、早い時期に海外視察をし(維新前に長州ファイブとして英国留学をした… 1863年の英国留学で尊王攘夷から開国主義者へ。(松陰からの脱却) その中で、英語力で長州藩内でのリーダーシップ…周旋家 更に、不平等条約の改正の岩倉使節団で渡米し、欧米との国力の差を思い知らされ、急進主義から漸進主義へ考えを改める。 一方、周旋家として、反征韓派結束に奔走し、その後の西南戦争、木戸・大久保等の死により政府内での地位を高めた。 その後、憲法制定や国会開設に関しは、急進的なイギリス流議院内閣制を主張する大隈重信等とは異なり漸進的進化論を 1.「文明」:東アジアに文明を広めたい→「文明の伝道」 2.「軍のコントロール」:軍の指揮権の奪取の論点からだと考えている。 1. 韓国議会の開設 2. 韓国人による責任内閣 であり、民族自決を認め、韓国再独立の道を描いたのではないかと推定されている。 |
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拡大写真はここをクリックして下さい。 |
本年第2回のトーク会は前回同様四ツ谷クラブ開催&Zoom配信で行います。 参加ご希望の方は ①四ツ谷クラブで参加 |
中村敏雄さん「故郷甲賀の歴史」のトーク会に参加してー水口寿則氏ー感想文
甲賀の歴史に関しては、1700年前からの説明に始まり、謎多き紫香楽宮についての解説が行われました。紫香楽宮は、8世紀 当地に建設が始まり、新宮となったが、すぐに他に都が移されるという短命な都であったこと、およびその理由(天変地異等)を解説されました。中村さんの研究熱心なところは、学術文献の調査に留まらず、実際現地に赴き、自分の足で紫香楽宮跡等を確認されたことにより、我々への説明もより分かり易いものとなりました。 話は戦国時代に移り、甲賀・伊賀で有名な忍びの者の考察に入りました。織田信長、豊臣秀吉らはどちらかと言うと、忍者をあまり重用してこなかった(好きではなかった)ようであるが、徳川家康は逆に、忍びの者の能力を認め、積極的に活用した、との説明を受けました。中村さんの解説を聞き初めて、先日の「どうする家康」で正室「瀬名」を今川家から救い出したのが服部半蔵であったことに納得した次第でありました(救い出したのは、石川数正との説もあるようです)。 中村さんのお話を伺い、最初の感想は、準備にものすごい時間をかけられたのだろうな、というものです。参考文献(紹介されているものだけで)12冊、加えて現地取材。使用スライド60枚。自分の故郷を更に理解したい、との思いは誰しも持っているものの、ここまでの努力は誰にでもできることではない、と感じました。歴史音痴の私も、少し賢くなったような気がした一日でした。ありがとうございました。 |
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トーク会開催の案内
2023年第一回東京トーク会
日時: 2023年2月16日(木) 13:30〜16:00 終了後30分程度の懇親会 開催場所: 四ツ谷クラブ(大会議室)&Zoom配信 発表者: 中村敏雄 氏 演題: 「故郷甲賀の歴史」 副題: (紫香楽宮から忍者まで、意外と知らない甲賀の歴史) |
第五回東京トーク会開催
11月のトーク会を2日(木)に四ツ谷クラブで開催しました。 発表者は青野 光男 氏氏で演題は「日本のあけぼの」 です。 斎藤直人氏 感想文 青野さんのトークテーマ“日本のあけぼの”、興味深く楽しく聴かせていただきました。今年は皇紀2682年だそうです。世界で最も古い歴史を持つ国であるという皇国史観は戦後否定され、今日に至っています。ただその真実はともかく我々日本人としてのアイデンティティーは持ちたいものです。 第20巻4425 防人の歌 色深く 背なが衣は染めましを み坂給らば まさやかに見む このように、古代の人間の生き様をお話いただいた“日本のあけぼの”ですが、今日的なテーマのなかで認識すべきなのかもしれません。
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第四回東京トーク会開催
9月のトーク会を21日(木)に四ツ谷クラブで開催しました。 前回(6月)同様Zoom配信を行いました。 発表者は金井文昭氏で演題は「ロシアはなぜここまでウクライナをいじめたいか、その歴史的背景と今後の展望」 参加者(敬称略)は以下の通りです。 2022年2月24日にロシアの侵略によってこの戦争が始まりました。多くの軍事専門家の予想をはるかに超えてウクライナ軍が善戦しています。
ウクライナではロシア帝国やソ連の200年の支配を通じて10回以上のウクライナ語の使用禁止令が出されたといいます。当然、ウクライナ語による教育は許されず、ウクライ ナ語、ロシア語の2重言語国家となっていきました。ウクライナの独立を目指す動きには凄まじい弾圧が行われたことは想像に難くありません。 |
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写真は左上発表者左下はZoom参加者、右上は四谷参加者です。 |
第三回東京トーク会開催
東京トーク会『アイルランド人と日本人』に参加してー中村 修ー
入社したころのカネカはアイルランド人だらけだった・・・ 6月15日(水)、四谷クラブで開かれた東京トーク会『アイルランド人と日本人』に参加しました。講師は吉田洋一氏で、その博識と知見の深さに圧倒され、充実した時間を過ごさせていただきました。 |
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「川上厚さん 我が故郷「生野銀山」 ト−ク会に参加して」 ー青野光雄ー
今回のトーク会は、本社からの参加者も含め17名の参加でZOOMで開催されました。 瀬戸内海から日本海まで広がる兵庫県 姫路から豊岡に南北に続く内陸部に生野銀山があり、ここが川上さんの生まれたところだそうです。生野銀山は、大同2年(807年)発見されたようですがその頃の記録は乏しいようです。 銀の馬車道 生野銀山の産物を如何に輸送するか、鉄道・船便・馬車便が検討され、道も2案が比較されています。この時代、このような投資効果が検討されたことは敬意を感じます。結果 生野より飾磨港まで49kmに馬車道が作られました。砂・砕石・砂利等 舗装仕様がしっかりした、高速産業道路といえるもので、銀を輸送することから銀の馬車道と称されました。 やがて播但鉄道の開通により鉄道輸送に移行していきます。このあたりから、川上さんの郷土愛、ノスタルジーが強く語られてきました。 生野鉱山官舎 生野銀山に働く人たちの官舎として、フランス人技師用の大きな洋館建築、幹部用の床の間付き家屋等 いろいろな官舎が作られています。残念ながら鉱夫の住まいへの言及はありませんでした。そしてこの官舎に、名優志村喬が住んでいた時代があったと、さらにこの同じ家に川上さんが住んだと、志村喬が “命短し恋せよ乙女” と歌ったのは1952年(映画 生きる)です。この頃 川上さんは恋に目覚めていたでしょうか? 今日のトーク会をきっかけにトーク会に参加した皆さん、今一度 恋に目覚めてみませんか❣ “老いらくの 恋は恐るる何ものもなし”歌人 川田 順 は実践しました。 現在 生野鉱山跡は、坑道内部を含み官舎記念館等 史跡として公開されています。訪ねることも一興かと |
生野銀山全景 | 銀の馬車道 |
生野鉱山官舎 | 参加者のみなさん |
「ト−ク会に参加して」 ー轟 庸蔵ー 世界中を震撼させているコロナウイルスの第5波が終息したかと思いきや、今度はオミクロン株というやたら感染力の強い新型のコロナが、あっと言う間に日本全土を埋めつくし第6波となりました。 |
10月6日(水 ) 日本が辿った太平洋戦争敗戦への道と題して 鈴木茂さんのオンラインのトーク会が実施されました。以下は発表終了後安堵した表情の鈴木さんの写真です。 ZOOMトーク会盛況!鈴木茂さんのチャレンジ精神には頭が下がります! 10月6日に13名(内大阪支部2名)の参加を得てZOOMトーク会を開催しました。昨年の2月から活動を休止していたトーク会を発表者の鈴木さんの熱意に応えZOOMでやってみました。1年半も待ちぼうけを食わされた鈴木さんのトークのテーマは「日本が辿った太平洋戦争敗北への道」という大作で、時間が足りず後半は駆け足のトークになったのは申し訳ない限りです。それでも久方ぶりのトーク会を楽しんで頂けてホッとしました。参加者にも好評で、今後もZOOMトーク会も企画していきます。 次回は来年1月になりますが、感染状況も大きく改善しましたので、四ツ谷クラブでもZOOMでも参加頂ける企画を検討中です。ご期待下さい。 |